| 2008/07/12(Sat) 23:04:06 編集(投稿者)
星間リンクゲート劇場版〜予告編〜
akiharu国に存在する巨大な地下洞窟。 略奪系考古学者たちの発掘事業によって発掘された古代akiharu国人の遺産の中に、 それは存在した。
「空間接続装置……? 星間リンクゲートがなんでこんな昔に。 古代akiharu国人とはいったい……」
「akiharu国人の遺伝子は、ある一時期を境に大きく変化しています。 どこかから全く異なる人種がやってきたとしか思えない」
「そのもの、黒き衣をまといて地の底よりあらわれし ……初代akiharu国藩王に関する伝承だよ」
「ジャングルなのに黒スーツ着ていたせいでぶっ倒れたというあの!」
「そのスーツっぷりに、国民が藩王として忠誠を誓ったというあの!」
どれだけ怪しい代物であっても、宇宙技術は今の猫の国にとって 喉から手がでるほど欲しいものである。 そして、akiharu国に怪しくないものなど存在しない! akiharu国は、発掘されたリンクゲートを修復し、テスト運用を行った。
「エネルギー供給開始……3,2,1……起動成功しました!」
「……待て、空間接続先から何かが来る!」
「くそっ、なんてブラクラだ! 接続先座標は!?」
「リンクゲートの最終履歴のデータ……古代akiharu国人のやってきた宇宙です!」
時空を超えて出現した謎の巨大メカ。 無差別破壊を繰り返す敵に、立ち向かうは士季号と最新機ターキッシュバン2!
『貴様たちをふたたび宇宙に出すわけにはいかん! カマキリの血脈はここで断つ!』
「そうはさせるものか。この国は僕たちが守る! 士季号、ターキッシュバン2、全機出撃だ!」
『しゃらくさい! なんかすごいビィィィィムッ!!(ビー)』
「うわー!」
戦いの中、敵はakiharu国を狙う理由を明かす。 かつてここではない宇宙を二分した人類とカマキリの戦い。 宇宙を埋め尽くさんとしたカマキリをなんとか倒した人類であったが、 最後の生き残りが第七世界に逃亡した。 それが、古代akiharu国人だったのだ!
「……俺たちは人間じゃあなかったんだよ!」
「そんなことはどうでもいい、カマキリの力を信じるんだ!」
「I=D墓場が、光っている? ……そうか、僕たちの最後の希望!」
「動けえぇぇぇっ! ターキッシュバァァァァン!」
〜そして、遥か時を越えて
古代文字の刻まれた巨大な輪が、宇宙空間に展開された。
輪の中の星々の光が歪み、一瞬にして異なる宇宙が接続される。
無数の箱型の宇宙艦が、噴射炎も上げずにゆるやかに出現した。
帰ってきたのだ、彼らは真の故郷へと。
宇宙空間に、空間を破壊しながらカマキリの叫び声がこだました。
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「……という映画を、リンクゲート発掘記念に考えてみたんだけど、どうだろう?」 「アホかーーーーーーッ!」 「真実を隠すにはフィクションにまぎれさせるのが一番なんだよ!」 「リンクゲート発掘以外に真実なんてないよ! ……ないよな」 「……いやだなー、フィクションに決まってるじゃないですか」 「嘘だ! ……や、やめろ、僕に近づくな。うわああぁぁぁぁ!」
劇場版、好評公開中! なお、本編の内容はおおむねフィクションです。
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