| CGI名:[3552]
そこには砂があった。どこまでも続く砂漠。 だが、決して何もないわけではなかった。 そこには第七世界人とそれについてきた民が生き抜いており、 彼らはあきらめることなく、砂漠に植林を行っている。 この地を密林とし、akiharu国を再び興すために。
akiharu国。 それは、多種多様な生態系住まう密林につくられた学園都市で、 知性的な巨大カマキリとお猫様とヒーローが好きな人間がハイテク研究をしている。 そんな混沌の国だった。
人間を超越した知能を持ちながら、昆虫であるがために冬には死んでしまうカマキリたちは、 厳しい野生の掟に従いながら、同時にハイテク大好きで野生に生きたり科学に生きたりしていた。
人間は、学園都市で風紀委員になったり番長になったり変身ヒーローになったりしながら、 毎日お気楽に過ごしていた。
猫たちは、そんなカマキリや猫たちをクールに見ながら、 毎日ごろごろしていた。あと古代遺跡とか発掘してた。
彼らは国是の『みんななかよく』に従って、種族を問わず仲良く過ごしており、 みんな眼鏡が大好きだった。
カマキリの短命さからくる、人間から見れば急ぎすぎな感性と、 ハイテクへの忌避感のなさ。そして藩国全体のお気楽さから、 世界に何度も危機をもたらし、akiharu国そのものも何度も滅亡し、 その度に復活してきた。
しかし、世界の入れ替えで訪れた第8世界には、akiharu国そのものが存在しなかった。 藩王涼原秋春もカマキリたちも、第8世界ではFEGの民であった。 akiharu国は、敵の工作により歴史から消滅してしまったのだ。
〜ここに藩国分離のいきさつが入る〜
砂漠に一から国を興し、akiharu国を取り戻すために。
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