このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■1048 / inTopicNo.61)  探索まとめ
  
□投稿者/ 阪明日見 一般人(22回)-(2007/06/11(Mon) 16:14:51)
    2007/06/11(Mon) 16:48:25 編集(投稿者)

    編集キーは1234

    【装備】
    ・小型の超音波探知機や金属探知機を用いて、目視できないところや壁や地面の中の構造を探る。
    ・赤外線探知機を用い、周囲の温度と違う箇所(材質が違ったり、水があったり)を確認する。
    ・ダウジングを用いる。
    ・マッピングした地図から構造的になにかありそうな場所を重点的に探す。
    ・暗闇で探索しなければならないときはナイトスコープを使用する。
    ・事前に隠し扉等のパターンを調査しておき、応用する

    【体術】
    ・五感を研ぎ澄ませ、ごく小さな兆候にも気付けるように心がける。
    ・音を立てないようにして、聴覚を生かす。
    ・目がいい、耳がいいなど、隊員それぞれの長所を生かす。

    【陣形】
    ・1箇所につき二人以上で探索することにより、発見漏れを極力防ぐ。

    【その他】
    ・藩国内に地下洞窟や古代遺跡があるので、事前に演習を行って慣れておく。
    ・すでに地下洞窟に挑んだ他国の知人に経験談を聞いておき、応用する。
     (国民リバーウィンドが護民官経由でるしにゃん王国の方に聞いておく。

引用返信 削除キー/
■1049 / inTopicNo.62)  移動まとめ
□投稿者/ 阪明日見 一般人(23回)-(2007/06/11(Mon) 16:16:09)
    2007/06/11(Mon) 16:49:39 編集(投稿者)

    編集キーは1234

    【装備】
    ・滑りにくい加工で自分に合った履きなれている靴を履く。
    ・ロープやボルトアンカー、ライトなどを装備していく。
    ・コンパスで常に方位を確認、マッピングにも使う。
    【地形】
    ・大きな段差などは、岩など強度があるものにロープを結び、ロープをつたって降りる。ロープは体に巻きつけて命綱としても必ず使用する。
    ・なるべく水中を通らなければいけない道は避ける。
    ・地面が割れているところに十分注意して進む。
    【体術】
    ・マッピングは3次元構造も加味して、分かりやすく且つ正確に記述を行なう。
    ・水流や気流、洞窟内地形、地表地形から全体構造を予測しながら移動する。
    ・マッピングから全体構造を予測、先の構造を把握しながら移動する。
    ・明かりで足元を照らし、脚をとられないようにする。
    ・走るとき、肩の力を抜いて、ひじを軽く曲げ体側に沿って腕を振る。
    ・呼吸を足の運びに合わせて走る。

    ・国民は皆、成人の儀で様々な罠が仕掛けられた古代遺跡を攻略している。(国設定)

    水中・水上移動

    【装備】
    ・荷物は防水バックにいれるが、なるべく濡らさない。
    ・流れがないプールではボートを膨らませてのる。
    ・ボートが使えない場所では浮きとして使用する
    ・ライトなどの光源の浸水に気をつける。
    【地形】
    ・流れが速いところは一人が命綱をつけ先行、ロープを張ってからわたる。
    ・なるべく水中を通らなければいけない道は避ける。
    ・水中には落盤や、深みが隠れていることがあるので、十分に注意する。
    【体術】
    ・徒渉を行う場合は、浅い場所や水の流れの弱い側を選び、また洞壁などに掴りながら移動する。
    ・水からあがったときは良く体を拭き、体温を保持するようにする。

    【その他】
    ・藩国内に地下洞窟や古代遺跡があるので、事前に演習を行って慣れておく。
    ・すでに地下洞窟に挑んだ他国の知人に経験談を聞いておき、応用する。
     (国民リバーウィンドが護民官経由でるしにゃん王国の方に聞いておく。




引用返信 削除キー/
■1050 / inTopicNo.63)  罠解除まとめ
□投稿者/ 阪明日見 一般人(24回)-(2007/06/11(Mon) 16:21:33)
    2007/06/11(Mon) 16:51:02 編集(投稿者)
    2007/06/11(Mon) 16:50:37 編集(投稿者)

    【陣形】
    ・罠の構造把握は心得のあるもの全員でかかり、見落としを防ぐ。
    ・多数で作業する事により、片方を押しながらもう片方を処理するといった方法が取れる
    ・暗くて細部が良く見えない場合、もう一人が明かりを照らし作業しやすいようにする

    【地形】
    ・変に出っ張っていたり、色が変わっているところを重点的に調べる。

    【装備】
    ・鍵束、針金、手鏡、潤滑油といった昔ながらの解除補助ツールを準備しておく。
    ・PDAなどの携帯型コンピュータを持っておき、洞窟や罠の構造解析に利用する。
    ・解除する際には不要な荷物を置き、体を自由に使えるように図る。
    ・解除の際に姿勢を安定できるように、小型軽量だが安定している折り畳み椅子を持ち込む。
    ・国内の遺跡の同系統トラップデータから類似するものを参照する。
    ・超音波探査機・金属探知機などを使用、見えない構造を知る。
    ・赤外線感知器を使用、温度差がある部分を洗い出す。
    ・装備品をはずし、身軽になり、細かい作業をしやすくする

    【体術】
    ・迂闊に罠に触らず、まずは視覚により構造を把握する。
    ・解除担当でない者は静かにして、担当者の集中を邪魔しない。
    ・解除にかかる前に、体をほぐして自身の動きを滑らかにする。
    ・無駄に慌てずに、じっくりと作業して確実な解除を図る。
    ・罠を仕掛ける側の心理を類推、シミュレーションして何処に仕掛けられているか、どのような罠かを探る。
    ・怪しい所は不用意に触れたり、侵入しない。
    ・怪しいところは罠が発動しない程度に手で実際に軽く触って不自然に動くところがないか確認する。
    ・一旦罠全体を見通し、内部構造を推測する
    ・作業時に余計な所に触らないよう注意する

    【その他】
    ・藩国内に地下洞窟や古代遺跡があるので、事前に演習を行って慣れておく。

引用返信 削除キー/
■1051 / inTopicNo.64)  防御まとめ
□投稿者/ 阪明日見 一般人(25回)-(2007/06/11(Mon) 16:25:53)
    2007/06/11(Mon) 17:44:28 編集(投稿者)
    2007/06/11(Mon) 16:53:54 編集(投稿者)

    編集キー1234

    【装備】
    ・装備品は、体の動きを邪魔しない、動きやすい物を選ぶ。
    ・略奪系考古学者は設定からスコップの扱いに慣れており、スコップで攻撃を弾き返したり、受け流したりする。
    ・風紀委員会は普段から竹刀を装備しており、竹刀で攻撃を受け流す。

    【地形】
    ・一対一、又はこちらは複数になるような場所(狭い通路、段差)まで移動する。
    ・岩などの遮蔽物に隠れる。
    ・炎などは水中に退避する。

    【体術】
    ・南国人で小柄なので被弾面積が少ない。
    ・小柄なので、敵が入ってこれないような道などに侵入する。
    ・敵の攻撃の軌道を予測、回避する。
    【陣形】
    ・後衛に医療部隊を置き、前衛がこれを死守する。
    ・ツーマンセル・スリーマンセルを基本とし、背後からの攻撃を警戒する。
    ・身体全体で相手の攻撃をかわしたり、違った角度で相手を攻撃する時は、足を大きく斜め前(後ろ)に開き、片方の足もひきつけるように動く。

    【その他】
    ・藩国内に地下洞窟や古代遺跡があるので、事前に演習を行って慣れておく。
引用返信 削除キー/
■1052 / inTopicNo.65)  隠蔽まとめ
□投稿者/ 阪明日見 一般人(26回)-(2007/06/11(Mon) 16:26:51)
    2007/06/11(Mon) 16:56:09 編集(投稿者)

    編集キー1234

    【装備】
    ・目立たない格好、もしくは黒いマントなどを着る。
    ・明かりを消してナイトスコープを装備する。
    ・音のでる装備は布でくるんだりして、どこかに当たっても音が出ないようにする。
    ・不意に反射しないよう、金属物は閉まっておくか、艶消しをしておく。
    ・遠くからでも見えるかすかな反射光等に気をつける

    【体術】
    ・足は小指のある側面を地面につけてから内側をつけ、足音を立てない。
    ・小柄なので目立たない。
    ・十字路などでは不意に飛び出さず、安全を確認する

    【地形】
    ・音が出る水場はなるべく避けて通る。
    ・なるべく敵が要る道とは違う方向を迂回する。
    ・洞窟内の岩などを利用して敵から姿を見られないようにする。

    【陣形】
    ・偵察者を先行させ、仲間は離れて後を音を立てないように進む。

    【その他】
    ・藩国内に地下洞窟や古代遺跡があるので、事前に演習を行って慣れておく。
引用返信 削除キー/
■1053 / inTopicNo.66)  隠蔽
□投稿者/ SV 付き人(60回)-(2007/06/11(Mon) 16:48:06)
    敵から身を隠すリバーウィンドさんです。
400×300 => 250×187

inpei.jpg
/25KB
引用返信 削除キー/
■1054 / inTopicNo.67)  偵察SS
□投稿者/ 天狐 一般人(8回)-(2007/06/11(Mon) 17:15:38)
    超薬戦獣。
    それはかつて魔術師の名を冠した者たちが人外の領域へと踏み出した姿。
    ドラッグにより強化された獣のごとき超感覚は明かりが乏しい洞窟の中でもその威力を衰えさせてはいなかった。
    視覚は暗順応により少ない光量を最大限に増幅、聴覚は気を配って音を聞き分け、嗅覚は異臭を探知、触覚は空気のざわめきを、そして味覚はアドレナリンが分泌していることを教えている。

    「やーれやれ、何で僕はこんなところに居るんだろうねえ」

    ちなみにakiharu国における彼らの役割はI=Dパイロットである。
    体格がいい割には白兵戦が出来ないのでもっぱら遠距離戦が主体。
    そういう事情で彼は感覚を見込まれて偵察任務を仰せつかったわけだ。

    「こういうめんどくさいのは僕の趣味に合わないんだけどなぁ」

    とは言えそうも言っていられないのが現状。
    やる気のない表情で生真面目にに感覚を絞る。
    過去のイベントで偵察に失敗したケースでは大概大変なことになっている。
    最初がこけると後も皆躓くのだ。
    その時、やや前方に何かが動いた気配。
    後続のメンバーに無音で合図。

    「さてさて・・・どうやらお仕事かな。こっちに気付かないでよ」

    独り言と共に意識を集中していく。
    ああやだやだ、さっさとマジックアイテムを見つけて帰りたいなぁ。
    足音を忍ばせてそろそろとそこへ近づいていく。
    さあ、何が出るかな何が出るかなモンスターやらマジックアイテムやら。
    それとも・・・それ以外の面白いものかな?
    偵察者の特権。
    それは誰よりも早くソレを見られること。
    なんのかんの言いながら結構楽しんでいたりするのだった。

引用返信 削除キー/
■1055 / inTopicNo.68)  偵察。
□投稿者/ SV 付き人(61回)-(2007/06/11(Mon) 17:37:22)
    耳を澄ます清白さん。SSに合わせてみました。
400×300 => 250×187

teisatu01.jpg
/51KB
引用返信 削除キー/
■1056 / inTopicNo.69)  偵察イラスト
□投稿者/ SV 付き人(62回)-(2007/06/11(Mon) 18:14:42)
    暗闇を見つめる清白さん。SSに合わせてみましたが……うーむ。
400×300 => 250×187

teisatu02.jpg
/36KB
引用返信 削除キー/
■1058 / inTopicNo.70)  射撃戦
□投稿者/ リバーウインド 一般人(14回)-(2007/06/11(Mon) 18:58:06)
    【陣形】
    ・少人数であることを生かして横列を組み、各自の射線確保と誤射防止を図る。

    【地形】
    ・目標の行動可能域が狭いため、銃撃を当てやすい。

    【装備】
    ・近距離射撃戦に備えて、マシンピストルやコンバットショットガン等の近距離向けの銃器を用意しておく。
    ・白兵戦の移行に備えて、銃剣を準備しておく。

    【体術】
    ・近距離射撃戦では反応を重視して、素早い照準を心がける。
    ・中距離以上の射撃戦では、即座に姿勢を取りやすく、照準が安定する膝射姿勢を利用する。
    ・岩などの安定物を利用し、銃器を置いて照準を安定させる。

引用返信 削除キー/
■1059 / inTopicNo.71)  Re[3]: 治療
□投稿者/ リバーウインド 一般人(15回)-(2007/06/11(Mon) 19:15:18)
    【装備】
    ・akiharu国は自然豊かで地下洞窟もあるため、藩国民は自然薬物の知識が豊富である。そのため洞窟内のキノコやコケなどをその場で薬品として使用できる。

    【体術】
    ・患者・負傷者が知人であっても焦らずに、客観的に診断して的確な治療を行う。

    【その他】
    ・医師は藩国民である患者・負傷者に対して普段から診察・治療を行っているので、誰にどの薬や治療法が効果的かを把握している。


引用返信 削除キー/
■1060 / inTopicNo.72)  偵察
□投稿者/ リバーウインド 一般人(16回)-(2007/06/11(Mon) 19:22:55)
    【体術】
    ・水平方向だけでなく、天井や床といった垂直方向にも注意する。
    ・視覚や聴覚だけでなく、匂いの変化や空気の流れにも注意する。


引用返信 削除キー/
■1061 / inTopicNo.73)  白兵
□投稿者/ リバーウインド 一般人(17回)-(2007/06/11(Mon) 19:37:33)
    【体術】
    ・隙を作らないよう、常に動き続ける。
    ・スタミナを温存するため、過度に激しい動きは避ける。
    ・目標を倒しても、気を抜かず残心を心がける。
    ・その瞬間の目標に集中し過ぎずに、戦場全体の把握を心にとめておく。
    ・目標の攻撃リーチが長いときは懐に飛び込む、短いときは近づけないなどして、自身に最適な間合いの確保を図る。

    【その他】
    ・akiharu国には人を襲う生物が生息しているため、藩国民は人外との戦闘に慣れている。

引用返信 削除キー/
■1062 / inTopicNo.74)  汎用
□投稿者/ リバーウインド 一般人(18回)-(2007/06/11(Mon) 19:39:53)
    【その他】
    ・akiharu国の従軍要員は少ないので、少数チームによる連携や戦闘に慣れている。
    ・南国人は小柄なので、狭い洞窟でも比較的自由に行動できて有利である。
引用返信 削除キー/
■1063 / inTopicNo.75)  医療ss
□投稿者/ 天狐 一般人(9回)-(2007/06/11(Mon) 19:45:43)
    はい、じゃあちょっとそこに横になってください。
    ええ、そのシートの上です。
    はい?下がゴツゴツしてお腹が痛い?
    そのくらい我慢してくださいよ、こっちだって出来ればちゃんとした環境でやりたいのを我慢してるんですから。
    ぶつくさ言わないでおとなしく横になってください。
    はい、じゃあ下肢のマッサージから。
    力抜いてリラックスリラックス。

    ちょっとした休憩。
    その間にも医師二人がせわしなく働き続ける。
    綸子は外傷の処置、東西は針とマッサージによる疲労回復。
    幸いにしていまのところ二人の手に余るような事態は起こっていない。
    とはいえ、初めてづくしの地下探索。
    一体何が起こるかなんてわかりはしない。
    暗い場所と言うのは往々にしていやな想像を招きやすい。
    そういった事態の為に自分達は付いてきているのだ。

    「皆もだけどォ 貴方達も怪我したらダメよォ?」

    サーラ・サーシャに教えられたことを思い出す。
    まずは自分の身を守り、その上で全員を護る。
    治すものが怪我をしていては始まらない。

    動かないでくださいね、手元が狂っちゃいますから。
    え?疲れてないか?
    大丈夫です、これが終わったらちゃんと休みますもの。
    はい、ちょっとしみますけど我慢してね。
    でも今のところメスを使わなくて済んでますね。
    ざんね・・・いえ、何でもないです。
    はい、もういいですよ。
    この先も怪我・・・しないように気をつけてください。

    彼らは殴ったり壊したりというのも苦手ではない。
    むしろ得意だったりするのだが今は封印して仲間のサポートに徹している。
    これは探索クエスト。
    戦闘だけできればいいって物じゃないのである。
    それぞれがぞれぞれの役割を果たして一丸となる。
    それがパーティーと言うものなのだ。

引用返信 削除キー/
■1064 / inTopicNo.76)  偵察SSまとめ
□投稿者/ 鴨瀬高次 一般人(8回)-(2007/06/11(Mon) 20:13:43)
    (はぁ、面倒臭いなぁ…真っ暗で全然前も見えないし)

    清白は頭をぽりぽりとかきながら音もなく暗闇を移動する。
    明かりを極限にまで絞ったためか、目が全然回りに慣れていないのだった。

    目を閉じて耳を澄ます。後方にいる仲間達の息遣いが聞こえる。
    では、それ以外は…?

    (なんにも聞こえないねぇ…本当に敵なんかいるんだろうか)

    とりあえずこの時点では敵はいないらしい。
    ということは聞き耳を立てる必要もなく、観念して目を開ける。
    どうやら目のほうも暗闇に慣れてきたようだ。

    (さて、行きますか。急がないと)

    慎重に冷静に。
    実は頭の切れる彼の行動は、動きに無駄がなかった。
    超薬戦獣の有り余りすぎて使いどころのない筋肉を、実に上手に使う。
    ちょっとやそっとの障害は軽く乗り越え、しかも音をほとんど立てないで移動できた。

    (マジックアイテムとやらはどうでもいいんだけどね、僕は。国に早く帰りたいなぁ。)

    曲がり角に来た。壁を背にして慎重に向こう側を確認。
    一瞬緊張がはしるが、どうやらここにも何もないようだ。
    一安心して先へ進む。奥には闇が広まるばかり。

    (こんなところに住み着く奴らの気が知れないね。まったく)

    この闇自体を見つめて、清白はそう呟いた。
    この地下は普段は完全な、光の一筋も入ってこない闇なのだろう。
    …清白は急に暗闇が恐ろしいものだということを思い出して身震いした。

    (…いけないなぁ、こんなことじゃ、皆が待っているんだ)

    気を取り直して先へ進む。
    この先に待っているものは果たして敵なのだろうか、それとも…?

    (作:阪明日見)

    //*//

    超薬戦獣。
    それはかつて魔術師の名を冠した者たちが人外の領域へと踏み出した姿。
    ドラッグにより強化された獣のごとき超感覚は明かりが乏しい洞窟の中でもその威力を衰えさせてはいなかった。
    視覚は暗順応により少ない光量を最大限に増幅、聴覚は気を配って音を聞き分け、嗅覚は異臭を探知、触覚は空気のざわめきを、そして味覚はアドレナリンが分泌していることを教えている。

    「やーれやれ、何で僕はこんなところに居るんだろうねえ」

    ちなみにakiharu国における彼らの役割はI=Dパイロットである。
    体格がいい割には白兵戦が出来ないのでもっぱら遠距離戦が主体。
    そういう事情で彼は感覚を見込まれて偵察任務を仰せつかったわけだ。

    「こういうめんどくさいのは僕の趣味に合わないんだけどなぁ」

    とは言えそうも言っていられないのが現状。
    やる気のない表情で生真面目にに感覚を絞る。
    過去のイベントで偵察に失敗したケースでは大概大変なことになっている。
    最初がこけると後も皆躓くのだ。
    その時、やや前方に何かが動いた気配。
    後続のメンバーに無音で合図。

    「さてさて・・・どうやらお仕事かな。こっちに気付かないでよ」

    独り言と共に意識を集中していく。
    ああやだやだ、さっさとマジックアイテムを見つけて帰りたいなぁ。
    足音を忍ばせてそろそろとそこへ近づいていく。
    さあ、何が出るかな何が出るかなモンスターやらマジックアイテムやら。
    それとも・・・それ以外の面白いものかな?
    偵察者の特権。
    それは誰よりも早くソレを見られること。
    なんのかんの言いながら結構楽しんでいたりするのだった。

    (作:東西天狐)
引用返信 削除キー/
■1065 / inTopicNo.77)  白兵SSまとめ
□投稿者/ 鴨瀬高次 一般人(9回)-(2007/06/11(Mon) 20:15:48)
    「いいマジックアイテムを期待してるよ」

    「頑張ってお宝ゲットっす!」

    そう王猫を抱いた藩王と広島から帰ってきたばかりの和志に、僅かな声援を送られてakiharu国を旅立った。
    皆、手を振り替えして、笑顔で健闘を約束した。

    それは僅か数日前のことなのに…、ああ、何故か今の状況では遠い昔に思えてならない。

    今は戦いの真っ最中なのだ。

    「たかがスコップ、されどスコップ。この威力を思い知りなさい!」

    略奪系考古学者の鴨瀬高次がノコギリ歯のついたスコップを敵に振り下ろす。
    がん、と鈍い音があたりにこだまして洞窟内に響きわたる。

    「鴨瀬さん、これは、こう使うんですよ」

    同じく略奪系考古学者のリバーウィンドは、ノコギリ歯を器用に敵に当て、思いっきり手前に引いた!
    敵の声にならない悲鳴が嫌でも伝わってくる。

    「なるほど。では、これではどうですかっ!」

    今度は鴨瀬がスコップの柄をバットのように持って敵に向かって思いっきり振りぬいた!
    その衝撃で吹っ飛ぶ敵!

    この二人は、地下ダンジョンということもあってテンション2倍増しで善戦していた。
    まさに水を得た魚状態である。なんだか眼が怪しく光っている。

    それを横目で阪明日見は剣を冷静に振るっていた。
    剣は剣でもそれは竹刀であったが…

    「てぇい!!」

    小さい体から繰り出される、若干短めな竹刀の一撃は、敵の急所を確実に貫く。

    「甘く見ないで欲しいわね。日々これでも鍛錬しているのよ!」

    戦闘中だが、国民性からかどうもシリアス展開にならない彼ら。
    だが、国に帰るためにその心は一つである!
    (作:阪明日見)

    //*//

    某国特殊部隊の白兵戦装備にスコップがある。
    塹壕での遭遇戦でもスコップの戦闘力は実証されておりその有用性は高い。
    土を掘る本来の用途以外にも武器としての使用が可能なのだ。
    意外に攻撃手段は多く、殴る以外にも斬り突き、でも十分な威力がある。
    そしてakiharu国には「グレイトフルスコップ」と呼ばれるほどのスコップ野郎がいた。
    彼はあいにくと広島遠征中のため今回のクエストに参加していないが、彼の指導により略奪系考古学者たちのスコップスキルはちょっとしたものとなっていた。

    「スコップ・・・スコップ・・・ああ、なんて君は美しいんだろう」
    リバーウィンドは恍惚とした表情で何度も何度も振り下ろす。
    そのたびに何かが砕ける音が響いている。

    「やわらかく手に吸い付くグリップ、冷たく硬いエッジ・・・ああ、もうたまらないよ」
    鴨瀬高次は熱い視線を向けながら何度も何度も突き立てる。
    そのたびに何かが壊れる音が響いている。

    ただでさえ地下空間の戦闘を得意とする彼らがスコップを手にする。
    それは現れた敵の運命を決定してしまった。
    それは戦闘とは呼べないただただ一方的な破壊。

    そうして足元のそれが動かなくなって暫くしてから、ようやく二人は手を止めた。
    上気した頬は赤く染まり、額には汗が光っている。

    「・・・あの、鴨瀬さん」
    「・・・なんです?」
    「・・・僕、もう嫌です。なんでスコップ使うのにこんな変態みたいなこと言わないといけないんですか?あのヒト絶対僕達をからかってますよ」
    「いや、でも実際のところ何故か強くなってるし、もう少しだけ頑張ろう?」

    後ろのほうで他のパーティーメンバーが怖々とこちらの様子を窺っているのを見てリバーウィンドは泣きたくなってきた。

    「違う、僕は好きでこんなことをしてるんじゃないんです。これはスコップのために仕方なく」

    と幾度となく説明したもののもう生暖かい視線しか返して貰えなくなっていた。

    「・・・鴨瀬さんは平気なんですか?」
    「はっはっは、私もこれで色々とやってきたからね。もう慣れたよ」

    少しだけ苦い笑みを返す鴨瀬。
    まぁこの国はこういうノリが好きなので諦めているのだ。
    今回はたまたま自分がこちら側にいるだけだ。

    「さぁ、そろそろ先に進もう。マジックアイテムが僕らを待っている」
    「・・・はい」

    何かを得るためには何かを捨てなければいけない。
    身をもって学んだ二人であった。

    (作:東西 天狐)
引用返信 削除キー/
■1066 / inTopicNo.78)  医療SSまとめ
□投稿者/ 鴨瀬高次 一般人(10回)-(2007/06/11(Mon) 20:18:01)
    暗闇の中でポッと明かりが灯った。
    急な光に一瞬目が眩むが、次第に横たわった人の姿が浮かび上がる…!
    傍目から見ていたら少しぎょっとする光景かも知れなかったが、そこにいる者たちはそんなことに気付かずに、淡々と作業を始めた。
    今、まさに医師の綸子と東西天狐が倒れた仲間の治療をしようとしているところであった。

    「天狐さん、ちゃんと補定しておりて下さいね。…ちょっと痛いはずですから…」

    「了解、しっかり押さえておきますよ!ああ、皆さんはこの間に体をちゃんと休めておいて下さい」

    涼しいはずの洞窟内だが、極度の緊張状態のためか汗が吹き出る。
    汗が目に入って視界が歪み、綸子は目を細める。
    天狐はそれに気付いて、ハンカチで汗を拭った。

    akiharu国の医師は優秀だ.
    今は学生の身だが、元々医師として活躍していた上に戦場での経験も豊富である。
    風紀委員でもある彼らは、普段は泥棒猫であったりドラッガーであったり略奪系であったりソックスハンターであったりする他の国民に厳しく接する。
    しかし、一旦医師として患者を助けようとする顔になってしまえば、全国民に大して菩薩のような慈悲の心と、戦士のような不屈の心をもって治療にあたるのだ。

    「よし、処置は終りました。あとは回復するのを待つだけ…」

    「いざとなったら、俺が背負っていきます」

    「お願いしますね」

    あとは回復の時間だ。
    明かりを絞り、深い闇に身も心も委ねながら、ただただ仲間が元気に回復するのを祈るだけである…。

    (作:阪明日見)

    //*//

    はい、じゃあちょっとそこに横になってください。
    ええ、そのシートの上です。
    はい?下がゴツゴツしてお腹が痛い?
    そのくらい我慢してくださいよ、こっちだって出来ればちゃんとした環境でやりたいのを我慢してるんですから。
    ぶつくさ言わないでおとなしく横になってください。
    はい、じゃあ下肢のマッサージから。
    力抜いてリラックスリラックス。

    ちょっとした休憩。
    その間にも医師二人がせわしなく働き続ける。
    綸子は外傷の処置、東西は針とマッサージによる疲労回復。
    幸いにしていまのところ二人の手に余るような事態は起こっていない。
    とはいえ、初めてづくしの地下探索。
    一体何が起こるかなんてわかりはしない。
    暗い場所と言うのは往々にしていやな想像を招きやすい。
    そういった事態の為に自分達は付いてきているのだ。

    「皆もだけどォ 貴方達も怪我したらダメよォ?」

    サーラ・サーシャに教えられたことを思い出す。
    まずは自分の身を守り、その上で全員を護る。
    治すものが怪我をしていては始まらない。

    動かないでくださいね、手元が狂っちゃいますから。
    え?疲れてないか?
    大丈夫です、これが終わったらちゃんと休みますもの。
    はい、ちょっとしみますけど我慢してね。
    でも今のところメスを使わなくて済んでますね。
    ざんね・・・いえ、何でもないです。
    はい、もういいですよ。
    この先も怪我・・・しないように気をつけてください。

    彼らは殴ったり壊したりというのも苦手ではない。
    むしろ得意だったりするのだが今は封印して仲間のサポートに徹している。
    これは探索クエスト。
    戦闘だけできればいいって物じゃないのである。
    それぞれがぞれぞれの役割を果たして一丸となる。
    それがパーティーと言うものなのだ。

    (作:東西 天狐)
引用返信 削除キー/
■1067 / inTopicNo.79)  考古学者白兵SS
□投稿者/ 444 付き人(83回)-(2007/06/11(Mon) 21:32:21)
    2007/06/11(Mon) 22:15:31 編集(投稿者)

    羅幻王国地下洞窟、この地下深くでも戦いが繰り広げられていた。

    普通の歩兵では洞窟の暗闇の中で満足に身動きも取れず、
    跳弾を恐れて銃器も使えずに、なすすべもなく死を待つばかりであったろう。

    しかし、akiharu国の歩兵は一味違う。
    闇を友とする猫妖精であり、
    地下の暗闇、狭さといった環境を武器とする略奪系考古学者なのだ。
    そしてかつては、夜を駆ける泥棒猫でもあった。もう足は洗ったが。

    「さて、やりますか、リバーさん」
    「いきましょうか、鴨瀬さん」

    akiharu国の2人の歩兵たちは、野生の獣のごとく襲い掛かった。

    「法官として判決を下す。死刑!」

    鴨瀬高次はソックスアイロンというソックスハンターとしてのの異名を持つ、akiharu国の法官である。
    大振りのスコップの一撃で敵をけん制し、ふところに潜り込んだ敵には扱いなれたアイロンで一撃を加える。
    赤熱したアイロンの一撃に、敵はたまらずに悲鳴を上げた。

    「えー、護民官としてはその判決は不適当だと思いますよ。ここは半殺しで」

    幼女のような見た目をしたakiharu国護民官、リバーウィンドは、鴨瀬の取りこぼした敵を確実に仕留めていった。
    小柄な体でのパワー不足を、スコップを体ごと振り回して遠心力をつけることでカバーしている。
    護民の精神はどこにいったんだろう。

    「狭い場所だと、銃器より接近戦だな、やっぱり」
    「レムーリアは銃器が使えないらしいし、ウィップマスターになるのもいいかもしれないですね」
    「だな。それにしても、この洞窟にはいい靴下があればいいんだが……」
    「鴨瀬さん、鴨瀬さん、風紀委員の阪さんが聞いてますよ」
    「おおっと! ……それじゃあ残った敵を仕留めるとするか」
    「ええ」

    akiharu国の法の象徴である2人は、法という名の暴力を武器に、戦いを再開した。
引用返信 削除キー/
■1069 / inTopicNo.80)  清白偵察
□投稿者/ 444 付き人(84回)-(2007/06/11(Mon) 22:13:32)
    2007/06/11(Mon) 22:14:56 編集(投稿者)

    「まったく、僕は猫士じゃないから夜目なんて利かないのになあ」

    洞窟の中は暗い。敵からの発見を恐れて、愛用である煙草の火一つもつけられない。口の中が寂しくなってきた。

    しかし、そういいながらも、洞窟の段差もとがった岩も、危険なものはひょいひょいと避けて進んだ。
    音の反射、風の動き、匂いの変化、空気の味、それらが全てを教えてくれる。
    聴覚・触覚・嗅覚・味覚、暗闇によって視覚一つ塞がれたところで、清白には五感のうち四つの感覚が残されている。
    ドラッグで磨かれた第六感を加えれば五つの感覚を活用可能であり、常人の平常時と変わりがない。
    これが超薬戦獣の領域までドラッグを極めた者の超感覚である。

    「単独偵察はいいんだけど、敵が出たら逃げるよ。僕戦えないし」

    超薬戦獣である清白には、溢れんばかりの筋力があるが、
    あいにくとそれを活かせるだけの格闘技術がない。
    略奪系考古学者や風紀委員といった、他のみんなのサポートとしては攻撃可能だが、
    一人ではどうしようもないのだ。
    みんなか、そういえば、広島にいったみんなはどうしてるのだろうか。広島といえばもみじまんじゅうに牡蠣だ。美味しいもの食べてるんだろうか。そういえばお腹減ったなあ。非常食のツナ缶は我慢できずに食べちゃったし。どこかに食べ物ないだろうか。

    清白の意識がさまよい出した。
    明かり一つない洞窟の中で一人きり、通常なら意識がもうろうとなってもおかしくなく、危険信号であるが、
    清白は超薬戦獣である。ここからが本番だ。
    肉体からさまよい出た意識は、体から先行して洞窟の偵察を開始した。
    食べ物を求めてすみずみまで捜すのだ。ついでで危険も捜してしまうのが恐ろしいところだ。

引用返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 >>

[このトピックに返信]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree Antispam Version -