■2933 / ResNo.7) |
解説文、途中まで2
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□投稿者/ 444@akiharu国 一般人(2回)-(2009/01/28(Wed) 07:07:14)
| 2009/01/29(Thu) 05:24:12 編集(投稿者)
時はまさに13ターン末! akiharu国は苦悩に満ちていた! 低物理域でヒーロー能力は使用不能のため出撃できず、 絢爛世界近郊戦線はRB操縦不可により出兵不能。 さりとて宇宙戦線は戦闘力不足で出兵価値無し。 「正義の心だけでもダメだが……力無しに心だけ語ってもダメなんだ……!」 今ここに、変身ヒーローたちによる、反撃のための特訓が始まった……! 目的はひとつ、変身ヒーローの力をメカに込める、その技術を編み出すこと。 正義の心と操縦技術、そしてakiharu国のもう一つの側面であるメカ愛の三位一体が 大いなる力を生み出すと信じて……!
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phase1:土鍋の中に神秘を見た!
操縦技術を磨くため、あるヒーローは鍋の国へと赴いた。 鍋の国は数多くの共和国共通機を輩出しているメカの里にして、 未だ共和国でも随一の操縦能力を誇る強い舞踏子が暮らす国である。 そして何より、akiharu国と鍋の国は眼鏡の魂で結ばれた友好国でもあった。
「強い舞踏子さん、操縦技術教えてくださいよー」 「いいですよー。じゃあ鍋食べにいきましょうか」 「おー!」
湯気の立つ鍋。伸びる箸。
「豆腐おいしいです」 「あ、お肉煮えましたよ」 「……いやー、食べた食べた。また今度よろしく遊びましょうねー」 「またよろしくー」
舞踏子さんと別れて宿に戻る。 鍋風呂に入って汗を流し、歯を磨いて温かい布団に入って一息。 ああ、今日もいい一日だった。
「……ってちがーーーーう!」
翌日。 気が付くともはや1日終了。身に付いたのは鍋を美味しく食べるコツであった。 これではいけない。いや、鍋が美味しいのは全く構わないが、 今は悪と闘うために操縦技術を学ぶべきときなのだ! 鍋の誘惑に負けてはいけない!
「強い舞踏子さん、今日こそ操縦技術教えてくださいよー」 「いいですよー。じゃあ鍋食べにいきましょうか」 「おー!」
無限ループ突入。
こうしてヒーローは鍋の暗黒面へと落ちた!
そして一月後。
「強い舞踏子さん、今日こそ操縦技術教えてくださいよー」 「いいですよー。じゃあ鍋食べにいきましょうか」 「おー! ……というとでも思ったかーーーーッ!」 「鍋の誘惑に耐えた!? ……鍋の暗黒面から這い上がってくるとは、 ヒーローさん、あなたを甘く見ていましたよ」 「ふっ、豆腐と鳥肉の前に、一度は屈しかけたが、 よく考えたら俺は白身魚の方が好きだったぜ!」 「じゃあ今日はふんぱつしてふぐ鍋で」 「わーい!」
そしてさらに一月の時が流れた!
「……ふっ、これで鍋ツアー・初級コース〜嵐の巻〜の鍋は食べつくしました。 あなたに鍋の国初級免許皆伝のスタンプを押してあげましょう」 「ううっ、二ヵ月もただ鍋を食っちゃ寝、食っちゃ寝……幸せだったけど、無駄な時間を過ごした……」
そこには、やり遂げた顔をした舞踏子と、地面に手をついてうなだれるヒーロー(額に鍋スタンプ付き)の姿があった。
「この世界に無駄な鍋なんかありません! ……そして、この二ヵ月が、ヒーローさんをパイロットとして鍛え上げるのに必要だったのです!」 「なんだって! ……うおおおおお、この力は!」
体の中から湧き出してくる力! これは一体!?
「パイロットに必要なのは、技術だけじゃありません! 土台となるのは健康な体。 この二ヵ月、おいしい鍋を食べることで、ヒーローさんの体は元気に強くなりました!」
ヒーローにとってもその考えは理解できる。 かつては自分も超薬戦獣として体を鍛え上げてきた。
「なるほど! 自分も超薬戦獣として、 体に負けない強い薬、薬に負けない強い体を心に頑張ってきましたが、それも無駄じゃなかったんですね!」 「それはさておき」 「さておかれた!?」
「さあ、次は技術指導に入りますよ! I=DやRBがなんで人型をしているかわかりますか。それは鍋を作るためなんです」 「なるほど!」
※ここに和志さんの4コマが!
こうして新たな力を身につけたパイロットは、 健康な体と操縦技術、そして鍋の心をたずさえて国へと戻るのであった。
akiharu国ではこの後、鍋がさらに流行ったというが、それはまた別の話。
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phase2:次元を越えろ! いや越えてはいけない?!
鍋の国から持ち帰った鍋によって、すっかり健康になったヒロイックパイロットたち。 鍋を使った「美味しくって強くなる」訓練法によって、パイロットとしての技量も向上していた。
そんなヒーローたちに、さらなる試練が迫ろうとしていた。
「今日は航空機についての訓練をしてもらいます」
本日の教官であるかれんちゃんが、眼鏡のずれを直しながらそう言った。 akiharu国の誇る眼鏡っ子かれんちゃんは、航空機パイロットとして高い技量を持っている。 パイロットとしてのさらなるステップアップのために、かれんちゃんの技術を教わるのだ!
「航空機は実機がないので、シミュレーターです。では番号札1番の人どうぞ」 「はーい」
機械によって映し出される人口の青空。白い雲。 そして襲いかかる激しいG。
だが、ドラッグと鍋によって鍛え上げられた体には、そんなGはもはや問題ではなかった。
「1番さん、大丈夫ですか?」 「余裕ですよ!」 「ではGを5倍にします」 「ギャーーーーーー!」
体がシートにめりこんでいく。このままでは体が持たない! ならば、ドラッグによる身体強化!? いや、ドラッグの効果は短時間。後が続かない! ならば……!
「ヒーロー……変身……!」
圧倒的なGに負けず、力の限り叫ぶ。 ヒーローの証、マテリアライズスフィアが光輝く! ヒーローの証であるヒーロースーツとパイロットスーツが融合し、 ヒロイックパイロットスーツにその身が包まれていた!
「これなら……いける!」
手に握ったレバーを一気に押し込む。 パイロットのダメージによって操縦不能に陥っていた戦闘機は、 制御を取り戻し、再び偽りの空へと舞い上がった。
「お見事です、1番さん」 「はっはっはっ、なんのこれしき」 「では、さらにGを10倍にしてみましょう」 「ギャーーーーーーーーー……!」
3分後……。
「Gで圧縮されて2次元人になりました(ぺらんぺらん)」 「1番ーーーーーーー!」
順番待ちをしていた他のヒロイックパイロットたちが絶叫。
「では、さらに別方向からGを掛けて一次元に」 「やめて、かれんちゃん! 描写がギャグで済む範囲を超えちゃう!」
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