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■2787 / 親記事)  宰相府:燃料生産地・兵站システム用ツリー
  
□投稿者/ 444@akiharu国 一般人(8回)-(2008/06/29(Sun) 19:17:25)
    ハローワークの企画の提出用ツリーです。
引用返信 削除キー/
■2788 / ResNo.1)  燃料生産地
□投稿者/ 444@akiharu国 一般人(9回)-(2008/06/29(Sun) 19:17:48)

    通常、西国人は科学技術の国であり、燃料生産には高度な科学技術をもってあたる。
    宰相府も西国人の例に漏れず、いや、通常の西国人国家を凌駕する科学技術があったが、
    加えてもう一つ、他の西国人にはない利点があった。


    魔術である。
    宰相府には、魔術師である宰相と、その娘である魔術的舞踏子たちがいた。
    高い科学技術と魔術の融合が宰相府の力の源の一つであり、
    その力は燃料生産においても発揮されていた。

    / * /

    見渡す限り砂以外のものがない砂漠の真ん中に、
    とんがった帽子を被り、宰相府を表す白の衣装を身につけ、箒にまたがった少女がいた。
    宰相府の魔法少女である。

    本来なら過酷な砂漠の環境の前に、すぐに倒れてしまいそうな華奢な体をしていたが、
    よく見ると、その姿がぼやけている。
    魔術で風を身にまとうことで、強烈な日光をねじまげ、灼熱の外気を遮断し、身を守っているのだ。

    魔法少女は、宰相府の事業として燃料の埋蔵されている場所を探しに来ていた。
    その手に持った針金に眼をやると、特に手を動かしたようにも見えないのにぴくぴくと動き、
    左右に開いた。

    「ダウジングの反応が……油田はこの下ね。探査機による事前調査とも一致してるわ」

    / * /

    宰相府の燃料埋蔵地の発見技術、
    それは、科学と魔術による二つの探査技術で油田の場所を絞り込むという、
    他の西国人国家では類を見ないものであった。

    この場合は、科学技術で燃料のあるおおまかな地域を絞り込み、
    魔術で絞り込みを行う方式を取っている。

    もちろん、地底深くからの燃料の採掘など、魔術では困難な作業もあったが、
    魔術と科学を合わせることで、どちらか単独の技術より、はるかに効率的に作業を進めることができた。

    また、魔術は燃料の精製においても極めて活躍していた。
    理の力、理力。理力を用いて、原油から燃料成分と不純物を極めて効率的に分離することに成功したのである。


引用返信 削除キー/
■2791 / ResNo.2)  燃料生産地
□投稿者/ 東西 天狐@akiharu国 一般人(2回)-(2008/06/30(Mon) 08:08:19)
    2008/06/30(Mon) 22:59:48 編集(投稿者)
    2008/06/30(Mon) 22:53:32 編集(投稿者)
    2008/06/30(Mon) 22:46:21 編集(投稿者)

    「ドリルは無敵!ドリル最強!ドリルいずロマン!」
    「正確にはボーリングマシンだけどね」
    -掘削中の風景‐

    海底油田の採掘には一般的に石油プラットフォームを建造して当たるものである。
    それはNWでも変わることはなく、有名どころでは羅幻王国の「クロウフィッシュ」などが挙げられる。

    単独で資源採掘、燃料精錬、貯蔵が可能な石油プラットフォームはそれ自体がひとつの小さな町である。
    発電・浄水システムを擁し、24時間365日稼動して資源を掘り続け、堀尽くせば次の場所に移動するさまは人によっては生き物のように感じられるかもしれない。

    宰相府が燃料政策の起死回生策として打ち出しただけあって開発にはあらゆる分野より支援が行われた。
    施設責任者から現場技術者、救難チームから給仕まで運営人員の育成。
    本体プラットフォームから探査船、輸送補給船などの専門の装備を持った特殊船舶の建造。
    国外からも既に燃料開発を進めている国から技師・技術者を招聘し、協力をあおいだ。
    また火災、津波、テロなどの可能性も考慮し、安全面においても非常に強固なつくりとなっている。

    貴重な海底資源の開発の先駆けとしての活躍が期待される。



    ♯メインプラットフォーム

    半潜水型(セミサブマーシブル)と呼ばれる移動も可能なタイプを採用。
    これは主にローワハル、支柱(コラム)鉄骨(ブレース)、などの接水部と掘削装置や居住区を搭載したデッキ部分(ミドル・メイン)からなるタイプで、建造コストは高いものの天候や波の変化に強く、曳航航行できるために総合的に非常に高い産出能力を誇る。
    掘削水深は最大能力で3000メートルに及び、地質学者と理力探査士の事前調査によると宰相府藩国の領海内ではこの一基で掘り切れない場所は無いとされている。
    推定埋蔵量が巨大すぎて判明していない現状では能力は高いに越したことはない。
    産出能力はカタログスペックで最大数百万バレル/日、またそれらの資源を精錬・貯蓄できるだけの設備も備えており、その規模は一国の城塞に匹敵する。
    反面巨大すぎる施設のために出入りする人間も多く、通常稼動だけでも200人近い人員が必要である。
    (費用対効果の問題から基本的に石油プラットフォームの稼動は24時間365日途切れることがない。過酷な環境の激務のため、作業員は短期間のサイクルでローテーションを組み休養を十分にとることは必須である)
    そしてそんな彼らを支えるために調理師、医師、看護婦、牧師、果ては心理学者なども通勤(無論定期船かヘリコプターである)している。



    ♯サブプラットフォーム

    ドリルシップと呼ばれる浮遊式掘削設備。
    これは前述の半潜水型方式では地形的に設置が難しい地域に派遣するために、より移動力に優れたプラットフォームの必要性から建造されることとなった。
    また、旧式タンカーなどの大型船舶を買い上げて改修することでも十分に能力を発揮できることからコストの面でも非常に優秀である。
    気象条件や波の影響を受けやすくはあるものの、採掘能力は十分なものを有し、活躍が期待できる。







    10808002のとある作業員の1日
    午前7時。
    起床。
    朝のニュースを確認しながら出勤の用意をする。
    特集でぽち様のニュースをやっていた。
    今日もがんばろう。

    午前8時。
    いつもどおり作業所にいくまでの途中にあるコンビニで朝食と昼食を購入。
    ここのハムエッグサンドトコーヒーはなかなかにうまい。
    羅幻コーチンサンドは高くてなかなか手が出せない。
    だがむちゃくちゃうまい。

    午前9時。
    勤務開始。
    チームごとに担当している各所の点検に出発。
    夜勤の連中がぐったりしながら引き上げていく。
    どうも夕べは靴下泥棒騒ぎがあったらしい。
    勘弁してほしいものだ。

    午前10時。
    点検は各所異常なし。
    整備面もオートメーション化されているので人間がやることは実はあまりない。

    午前11時。
    相変わらず引き続き継続して異常なし。
    と思ったらB-13階段の電気がきれていたので蛍光灯を交換する。

    午前12時。
    楽しき昼食。
    大食堂でめいめいに食事をとる。
    となりに座ったマッチョな親父が花柄の弁当箱を開いているところを見て驚く。
    話を聞くと自炊してるらしい。
    単身赴任には必須だそうだ。
    うるさい、俺はどうせ料理できんよ。

    午後1時。
    作業再開。
    今日は予備オンプの保全運転なのでミドルデッキまでおりないといけない。
    エレベータでもぐっていくのは相変わらず好きになれない。
    ポンプは俺たちが受け持つだけでも合わせて大小100基を超えるので大仕事だ。

    午後2時。
    ようやく10分の1終わる。
    先は長い。

    午後3時。
    3分の1終了。
    順調そのもの。
    小休憩のときに事務員のシャーリーがわざわざこっちまでクッキーを持ってきてくれた。
    周りの連中から生暖かい目線を向けられるが気にしない。
    毎度のごとく粉っぽいクッキーをむせながらも食べきる。
    どうでもいいがなんで作るごとに粉っぽくなるんだ?普通逆だろう。
    やさしい俺はありがとう、おいしかったよとしか言わないがね。

    午後4時。
    ようやく半分が終わる。
    このころになると疲労からミスが目立つようになる。
    向こうのポンプの裏から班長が怒鳴り散らしているのが聞こえてくる。
    くわばらくわばら、俺もきをつけ…

    午後5時。
    なし。

    午後6時。
    残業中。
    最悪だ。
    靴下を奪われそうになってミスをしたと正直に報告すると、班長はこめかみを抑えて「またか…」とつぶやいていた。
    どうやら昨夜のヤツはまだつかまっていなかったらしい。
    電話帳の厚さ並みの始末書を書かされている。
    まったく終わる気配がない。
    同僚たちは同情してくれたが定時にあがっていった。
    しねばいいのに。

    午後7時。
    電話帳が国語辞典程度になる。
    どうやらうわさを聞いたらしいシャーリーが手伝いに来てくれた。
    おかげで少しは先が見えてくる。

    午後8時。
    やっと解放される。
    シャーリーに感謝して晩メシに誘う。
    顔を赤くしていたがどうやら喜んでくれたらしい。

    午後9時。
    折角らしいので二人で公園を散歩する。
    公園といってももちろん100パーセント人工モノだ。
    それでもこういうのがあるだけで少しは気が緩められる。
    お上もいろいろと気を使ってくれてるらしい。

    午後10時。
    部屋の前まで送ってくれたシャーリーとの別れ際、この間の七夕祭りでとった写真ができたんだよーと渡される。
    渋い顔で礼を言って受け取ると案の定、すさまじい不機嫌顔で織姫に扮した俺とその隣で嬉しそうにしている彦星シャーリーのツーショット写真だった。
    あの時のは本当にかわいかったよー、また見たいなーとか言い出すのをひと睨みすると脅えた子犬のようにふるふるしだす。
    こいつこれで本当に男なのかと疑いたくなるがれっきとした男だからよくわからないもんだ。
    そのあと適当に話して部屋に戻る。

    午後11時。
    共同浴場からの帰りにクリーニングに出した洗濯物がたまっていたことを思い出す。
    めんどくさいので明日にする。
    部屋に戻るとそのままベッドにぶっ倒れる。
    目に入ったさっきの写真を手に取るとやっぱり不機嫌な織姫とうれしそうな彦星が目に入る。
    まあ、今日の礼くらいに今度はもう少しマシな顔をしようかと。
    こんなところに勤めるこんな女を好きになるなんてつくづく変わったやつだ。

    午後12時。
    寝る。
    終わり。



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