シーキャットとは
シーキャット(クリックで拡大)
ターキッシュバン2宇宙改、開発コード“シーキャット”は
T11にakiharu国が開発した9m級I=D、ターキッシュバン2を宇宙仕様にしたものである。
……というのは建前で、ターキッシュバン2のフレームをプラットフォームに、最新仕様(TLOを除く。詳しくは後述)の装備を取り付けた機体である。
言わばターキッシュバン2の皮をかぶった新型も同然であり、改修機とも新型機とも言い難い微妙なポジションにある。

対コスト能力に優れた原型機(重編成ですら1機につき燃料9万t、資源1万tしか消費しない!)のフレームをほぼそのまま流用することで宇宙機としては恐るべき低資源消費を誇る。
無論I=D技術の進歩に追いつくための装備を追加しているため燃料消費は上がったが、
ターキッシュバン2自体が 「共和国では燃料が安いし、あとは海軍兵站システムで頑張る」
という設計思想だったため特に問題はないとされた。

戦闘可能レンジは原型機を踏襲し、中〜遠距離。それも宇宙専用である。
(なお、原型機とは異なり対空戦闘行為は不可能となっている。これは、宇宙戦闘機との競合を避け、中遠距離での性能へのさらなる特化を目指したためである)
帝國と違い複数のI=D開発ラインが存在する共和国では、マルチロール機を作るのではなく、特化機を複数種組み合わせることで戦場対応する戦略を取ったのである。
同時期に進行していた通常サイズI=D計画で言うと、
ナニワアームズ商藩国の次世代主力機が『地上・宇宙両対応の高機動機』であり、
鍋の国のサイベリアン再改良計画はサイベリアンの運用を継承した高級機が想定されている。
この他にも無名騎士藩国の超大型I=D計画なども進行しているが、
シーキャットはこれらとの差別化をするべく、宇宙専用の量産砲撃機としての立ち位置を目指して開発されている。

量産性を上げるため、本機体にはakiharu国が研究中の高度先史時代技術は一切使われず、
共和国の標準レベルの技術水準で設計されている。
これは設計図を見ればそれだけで各藩国が各自で生産できるようにするためである。
輸送問題は常に全国の悩みの種であるため、設計図だけ配布するライセンス方式がよい、という戦略判断であった。

なお、エンジンやセンサーを宇宙用に換装しているために水中運用は事実上不可能となっている。
ただしフレーム自体はそのままなので、水上艦船用の造船所や大型ドックでの生産は継続して続けられた。

その名前は共和国I=Dのネーミングルールをもじり、「海ねこ」から取られている。
「猫は猫でもそれは猫じゃないよ!」とツッコミが相次いだこの名前であるが、
ここで言われているのはカモメのような鳥のことではなく、
第6世界の1つ、俗に海ラヴ世界と呼ばれる世界に生息する生物で、文字通り翼の生えた猫なのである。
シーキャットは背部に翼を思わせる可動式スラスターユニットを装備しており、この生き物を想起させる。
加えてakiharu国には海ラヴ世界出身のACEが滞在しており、彼らへの友誼の証としてこの名が付けられたのである。

シーキャット  シーキャット専用にデザインされたエンブレム。以下はデザイナーコメント。

 中央に猫 これが白地なのは、乗っている猫士色に塗ってねという意味を込めてます
 左右の台形 ウイングを表してるつもりなんだよ?
 背景色 宇宙と海を混ぜたらこんな色かしらと思って
 下の白 搭乗者&猫士の名前とか彼氏彼女の名前とか好きに書いてね
パイロットスーツの肩につけるとかがいいのじゃないかしらと思ってますが使い方はあなた次第!