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Mantis

竪穴に封じられし化物


竪穴に封印されし化物とは

 akiharu国のドラッカーたちの予知夢の結果として、
 ドラッグマジシャン、超薬戦獣に続くドラッカーからの、次なる進化の可能性が明らかになった。
 『竪穴に封印されし化け物』、化物である。
 
 『いったい何だ、これは』と騒然となる国内をよそに、
 涼原秋春藩王と、摂政444は戦慄していた。
 
 「これはもしや……」
 「オーケの忘れ形見か。セプテントリオンめ……!」
 
 かつて彼らは、レムーリアにおいて
 竪穴の底で巨大な化物、カマキリと戦ったのだという。
 
 つまり、『竪穴に封印されし化け物』に進化することは、カマキリになるということである。
 さすがにそれはどうなんだ、と国民に打ち明けてみたところ、
 国内は大喜びであった。
 
 「よし、カマキリになろうぜ!」
 「猫耳カマキリだ!」
 「早速、カマキリになるためにドラッグを一気飲みだ!」
 
 『ああ、この国はもう、とんでもなく大きくなっちゃったんだなあ……』と444は思った。
 
 こうしてakiharu国はカマキリになるべく一歩を踏み出した。
 だが、新しいアイドレスが本当にカマキリであるか、まだ誰も知らない!

限界を超えて……!

 竪穴に封印されし化け物はカマキリとは限らない。
 だが、人はカマキリに生まれるのではない、カマキリになるのだ。
 カマキリでなければ、カマキリにしてしまえばいいのだ。
 
 その想いを胸に、akiharu国の国民たちは人体実験を繰り返していた。
 人体の限界を超えるのだ。限界を超え、そしてカマキリに……!

 限界に挑戦する国民たち

イグドラシルの導き? それとも……

 だがしかし、研究は遅々として進まなかった。
 これが人間の限界、限界なのか……いや、負けるわけにはいかない、
 この実験にはakiharu国の夢がかかっているのだ!
 
 そんなときである、運命を定めるイグドラシルの導きか、
 それとも、akiharu国の狂気が引き寄せたのか、
 発掘兵器とともに発見された古代遺跡から、巨大なカマキリの死骸が見つかったのである。 
 
 これにより、研究は一気に進展を見せた。
 実験・成功・改造・暴走・暴走・暴走・巨大化!
 その姿こそは、人とカマキリを融合させた異形!
 実験は大成功であり、同時に大失敗であった。
 理性を失った被験者は、地下深くへと隔離された。

 だが、暴走した被験者は、拘束具の鎖を引きちぎり、
 隔離施設を破壊て瓦礫の山へと変えた。
 被験者、いやカマキリは、破壊の限りをつくした後で
 人間大のサイズへと戻り、気絶した。

 これがakiharu国を震撼させたクライシス・オブ・カマキリである。
 この時の白きカマキリをプロトタイプとして、研究は進められた。

これが僕たちのカマキリだ!

 これが完成体カマキリの姿である。
 「ドラッグON!」の叫びとともに、ドラッグを注入することで
 この緑の姿、あるいは白き姿へと変身する。どちらの姿に変わるかは変身者の個人差による。
 なお、超薬戦獣たちは、この形態で薬物をさらに使用することを
 「オーバードーズ」と称する。
 なお、ドラッカー以外でもカマキリとなることは可能である。
 
 ・ 高速振動アームブレード
 腕から突き出した高速振動ブレード。
 邪魔にならないように、体内に収納することも可能である。
 その一撃は、アウムドラすら一刀両断する。
 
 ・拘束具を引きちぎれ、カマキリパワー!
 変身することで圧倒的なパワーを発揮する。
 昆虫とはサイズの割に圧倒的なパワーを持っているのだ。
 
 ・魂で感じ取れ、カマキリセンス!
 クライシス・オブ・カマキリの原因を調査した結果、
 カマキリの闘争本能を被験者が制御できなかったものだと明らかになった。
 そこでakiharu国は考えた。「カマキリよりもハイテンションになってしまえばいいじゃないか」
 気合が足りないと考えたのである。
 極限まで高められた精神状態は、ありとあらゆる見えるものも見えないものも感じとるのだ。
 
 ・カマキリだけだと思うなよ、オプションパーツ!
 実際の戦闘では、さらに鞭の達人としての鞭や、略奪系考古学者としてのスコップも装備する。
 パイロットとしてI=Dに搭乗することすらやってのける。
 基本的なフォルムを汎用性の高い人型にしているからこそ、
 既存の戦術を流用可能なのだ。
 カマキリになることで高められた肉体能力は、肉体戦だけではなく、
 激しいI=D戦闘にすら対応するのだ。

要点・周辺環境内訳

要点

周辺環境

イラスト&設定文

イラスト:忌闇装介、和志

設定文:444

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