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akiharu国コレクションレポート

第27期春夏akiharu国コレクションレポート

執筆者:綸子

 我が藩国の人気ナンバーワン雑誌「akiharu国通信」の特集記事をご紹介いたします。
 この雑誌は経済・娯楽など毎号異なるテーマを取り扱い、分野にとらわれない自由な心意気で製作されています。
 今回私が投稿いたしました特集記事は“第27期春夏akiharu国コレクション”を伝えた記事です。 
 akiharu国そのものを表現したような代表的なイベントで、他の藩国の皆様にもその様子をお伝えしようと投稿した次第であります。
 興味を持たれた方は是非我藩国へおいでください。
 国民一同お待ちしております。
 以下は特集記事の内容となります。
 
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 雑誌 「akiharu国通信vol.160」より
 特集 “速報!!第27期春夏(注1)akiharu国コレクションレポート”
  
 注意!!今回の速報レポートに印刷が間に合わなかったが、akiharu国内に
 画像が展示されているのでじっくりと見てほしい。

画像はこちらから

 
  今回のakiharu国通信では、毎年恒例の同藩国内で行われた第27期春夏コレクション
 の中からakiharu国通信ファション班編集部が絶対に着たいと惚れ込んだ4つのルックを厳選してお送りしよう。
 なお、この4つの内3つはakiharu国の「猫士歩兵密林装備」、「医務吏官」、「強化飛行士」の指定服に認定されたようだ。
 このことからも、akiharu国のファッションに対する理解とそのセンスの高さが伺える。
  1週間という短いスケジュールながらも、総勢20のメゾンがコレクションを発表した。
 古代遺跡や飛行場を会場に、趣向を凝らした演出と我藩国ならではの独自の美意識の元に創られたショーは、
 各藩国から集まったセレブリティ・取材人ともにスタンディング・オベーションの嵐を巻き起こすなど、大変満足した様子であった。
 客席には、秋春藩王と遠路はるばる御越しになられた、同盟国の藩王、お忍びでやってきた王族・華族・犬・猫などなど・・・(注2)。
 この時期のakiharu国でしか見ることが出ない顔ぶれは、お祭り騒ぎを思わせる。
 
 
  今回ベスト・ルックの一つに選んだのは 「南国人」というタイトルで発表されたコクションからだ。
 エメラルドグリーンのチューブトップ、白のショートパンツに、フラットなレースアップサンダル・・・。
 定番のスカートやパンツに飽きてしまった人にはぴったりの新鮮な組み合わせだ。
 肌の露出は多いが、健康的で少年のようであり、独特の小物使いで着くずしたそのセンスはまさに脱帽。
 
  次は「猫士歩兵密林装備」をご紹介しよう。もともと、akiharu国陸軍の衣装を担当する工房ではあるが、
 機能性と美を共存させたスタイルには定評が高く、3シーズン前からコレクションに出展されるようになったこのブランド。
 その中でも一番人気だったのがこのルック。
 人気の秘密は胸元のカッティングの大胆さ。
 胸元が大きく開いたデザインは多く見られたが、ストラップも付いていないとは!!
 (絶対にずれない)とデザイナーのインタビューから出ていたが独自の製法を開発したようだ。)
 ここまで潔いのは他に類を見ない。ヌーディな胸元とは対照的な明細柄のワイドパンツを軍用ブーツにinしたスタイルは秀逸。
 メリハリが効いていて全身に心地よい緊張感を醸しだしている。
 
  次は「医務吏官」だ。全体的に、政庁で働く医務吏官らしい知的でエレガントなスタイル。
 その中でもファション班編集部が注目したのはこれだ。潔く袖を切り落とした白衣、カッティングの見事なロングスカート、
 ごつごつしたバックルに真っ赤なチューブトップとフラットサンダル。 
 縦に長いシルエットの中に収められたアイテムは、一見どれも異なるようではあるが、白いラインの中で上手く組み合わされており、
 洗練さと大胆さ、力強さが見え隠れし、多面的な女性の美しさを引き立てている。
 
  最後は「強化飛行士」。今シーズンのトレンドの一つでもある近未来的なムードの服。
 特殊加工を施された素材は、動くたびに色が変化し、大胆なカッティングは好奇心旺盛な我藩国の国民に人気が高い。
 アクセントに巻かれた白いマフラーとおそろいのブーツはスポーティーさを一層引き立てる。
 今年の春夏は「腹部を隠し、腕と足を惜しみなく出す!」という新しい傾向が生まれる
 ような、そんな勢いのあるスタイルだ。 
 
  毎年開催されるコレクションでは恒例だが、今回もいくつかのハプニングがあった(注3)。
 会場で秋春藩王が「これは僕がデザインしたんだ!!」と目をぐるぐるさせて乱入
 ソックスハンターがショー終了後のバックステージに現れるも風紀委員会によって一斉に逮捕(注4)
 ショーの最中に飛行場の施設が崩壊するなどのバラエティに富んだ内容であった。
 詳しい詳細は次号「akiharu国通信vol.161」に特集記事を製作中なのでご期待いただきたい。
 
 
 注1.厳密にいえばakiharu国には四季はない。しかし、おしゃれ心がほとばしる国民たちは
 一年を暦の上で2つに区切り、春夏・秋冬にわけて装いを楽しむ。
 どちらのシーズンも常に布地は少ない。
 注2.akiharu国ではコレクション期間中、どの藩国のどんな人・猫・犬であっても受け入れている。
 これは藩王の大きな心と、ファションが我藩国の重要な貿易品であるため。
 最近では「夏用の服がほしい」と東国人もお忍びでやってくることも多くなった。
 注3.好例でもある。セレブたちのご乱心を狙っている報道陣も少なくない。
 注4.まことしやかに、ある藩国の重鎮が捕まったと噂されている。