・歩兵としての能力
○生存力と環境適応能力
まずまずの筋力と、なかなかの耐久力も持っているため、
長期間の作戦行動や、行軍、少々の負傷にも耐えられ、生還率が高い。
また、過酷な環境で生まれ育ったために、密林、山岳、水中と、どのような
環境にも特殊な装備なしで軽装備で適応でき、歩兵という兵種にとても適している。
「密林はお手のもの」
「今、猫がヒマラヤを征服しました」
「今度は海中だ! ……あ、あれはなんだ! 鮫だ、うわー!」
あらゆる環境で戦いを繰り広げてきた猫士歩兵の言葉。
ちなみに、彼の回想録では、最後の台詞の後に、「鮫はおいしかった」と続く。
○偵察能力
圧倒的な敏捷能力と、見つかりにくい小さな体格で、敵に気づかれずに近づき、
優れた感覚能力で敵を発見できる。
高い体力と環境適応能力から、単独行動もお手の物だ。
○夜間戦闘能力
光一つない暗闇の中でも、密林の中で磨かれた感知能力でいち早く敵を発見して、
小さな体で足音を立てずに忍び寄って攻撃する。
「子どものころ、道に迷った夜の森で、凶暴な野猿の縄張りに踏み込んだことがある。
あのとき、あたしが猿たちに見つかってたら、あたりに転がってるバナナの皮みたいに
ズタボロにされてただろうね」
敵の夜襲を一人で撃退した、ある猫士歩兵の言葉より。
○全距離戦闘適応
ワニと取っ組み合って身に着けた、白兵戦闘能力と、
優れた能力をもとに、訓練で身に着けた射撃戦能力で、遠近両方でのオールラウンドな戦闘がこなせる。
「囲まれたか……弾も残り少ない。だが、オオアリクイごときに負ける気がしないな。
合図とともに一斉射撃、その後、白兵戦に突入!」
ある戦場での出来事より。
・コパイとしての能力
○基礎能力
てきぱきした素早い動きと鋭い感覚でコパイとしての仕事をこなす。
また、高い体力で、高G、暑い、苦しいといったコパイの敵も大丈夫である。
「あついー、つらいー、苦しいー」
「精神的にはこらえ性がないな! おい!」
でも仕事はちゃんとこなす。
○小さな体
小さな体格で、コパイとしての狭いスペースを十二分に使え、実力以上の能力が発揮できる。
同乗者の評判も上々である。
「あー、私のポテトチップとったー」
「空いたスペースに菓子持ち込むなよ! あ、これうまいな」
・オペレーターとしての能力
○基礎能力
鋭い感覚で職務をこなし、徹夜仕事も大丈夫である。
「でも猫だから昼寝はしたい。ぐう
肉体的には小柄ながらも、あらゆる地形に対する適応能力とそれに伴う装備の軽量化から、
類まれなる敏捷さで知られる彼らであるが、その敏捷性をさらに磨きをかける技をいうものが代々伝わっている。
「猫走り」と呼ばれているのがそれである。
それは、簡単に説明すれば、文字通り猫のように走る。ただそれだけである。
2本足から4本足へと走法を変えた彼らは、もはや人とは思えないほどトリッキーな動きを見せる。
しかも、片手に武器を持ちながらこの走法に変化することも可能な為、攻撃面でのデメリットも完全に消し去ることもできるのだ。