世界は私たちの生きるNWだけではなく、他にも複数あります。
そして、世界たちは、だいたい似たような世界になることでお互いに距離を縮めあい、手と手を取り合うことで
共に助け合い、補い合っています。
例:
「例えば、岩崎の世界にも、NWと大体似たような場所に青森って土地があります」
「おー」
「だけど寒いです」
「それはやだね!」
「だけどシーフードとりんごがおいしい」
「それはいいね!」
そして世界がどの程度似ているかを図る指標として、人間の存在があります。
それぞれの世界で生きる人間たちは、得意とする技術に差異こそあれ、だいたい似たような感じとなるように
世界は誘導しています。
例:
「例えば超能力が得意な世界で念力飛行者が増えました。他の世界ではどうしますか」
「メカが得意だったら足をサイボーグ化してジェットエンジンつけます」
「魔法が得意だったら箒に乗って空を飛びます」
「うん、だいたいそんな感じで!」
ある世界で人間が進化した場合の他の世界の反応は二つあります。
「負けるかー!」と「できるかー!」です。
さっき言ったように負けずに進化し返すのが「負けるかー!」で、
あんまり無茶な進化内容だと、「できるかー!」「あんたとはもうやっとれんわ!」と世界が人間の変化に対応できずに
喧嘩別れしちゃいます。
「……で、ナノマシンで寿命を凄く伸ばすって、かなり無茶な進化内容じゃないだろうか」
「えー、そうかなあ」
「魔法が得意な世界が対応する場合はどうする?」
「エルフに進化します」
「機械が得意な世界の場合はどうする?」
「フルボーグになれば寿命延びるよ!」
「だめじゃねえか! ……いやそれ、人間とエルフとか、人間とフルボーグとかならまだ共通点あるけどさ、
エルフとフルボーグが全く別物にならない?」
「あー、そうかも」
「つまり、魔法世界と科学世界が断絶してしまうんだよ!」
「俺たちのナノマシンで世界がやばい!」