doctor
南国人+吏族+医師
名称 : akiharu国医務吏官
要点(作画:涼原秋春)
周辺環境(作画:涼原秋春)
解説(作:444)
「私たちは医師です。人も国も同じ患者。 病んだところを治すのはお手の物です」 かつて、akiharu国では、まじない師が吏族として権力を握っていた。 時代が進むにつれ、まじない師は医師となり、 吏族としての地位も一般に開放されたが、 昔からの人脈や財産から、今でも医師の家系が吏族になりやすい。 そのためか、現代においても政府施設と病院が隣接しており、 また政庁よりも病院が大きいという奇妙な状況を呈している。 これらの建物は洪水対策として一段高い土手に建造されている。 彼らの服装は、かつては吏族として仕事をするときは正装として 医師の服装に袖をつけ、医師として仕事をするときは動きやすいように 袖を外していたことからきている。 このことから、今でもakiharu国では吏族の服装と、医師としての服装が 似通っている。 優美に巻かれた純白の腰布は他国の美的基準でも宮廷に相応しい服装と言えよう。 細かな違いはあるが、主に両者の区別はベルトのバックルで見分けられる。 この大きなバックルは、権力、あるいは癒しの力という 民衆に対して働く強大な力を表すものと言われている。 医者の時は無限大をあらわす尾をくわえた蛇で、吏族の時は大鷲である。 吏族であり、医師でもある家系に生まれた者は、 幼いころから、吏族としての勉強と、医師としての勉強を同時におさめる。 吏族としての彼らは、国民の医療や福祉に力を尽くした。 それゆえに、過酷なakiharu国といえど、国民の平均寿命は長い。 また、医師としての知識で自分の体を管理することができるので、 寿命が長く、経験を蓄え、優れた吏族として成長していった。 (これが、権力の固定化に繋がったと指摘する者もいる。 また、薬物の知識から、暗殺にも強かった) 現在のakiharu国では、吏族は一定の任期以上続けて勤めることができないので、 吏族としての仕事ができない間は、医師として働いている。 吏族としてではなく、医師としての仕事を主に勤めている者も当然いるが、 国家の緊急時のために、吏族としての基礎勉強や資格はおさめている。 余談ではあるが、現在の彼らは吏族としての仕事の間も医師として、 藩王の体調管理に大忙しである。 「ええ、その……そのジャケットだけでもやめていただければ……」 とは、藩王の秘書の言葉である。 何の冗談か、藩王は南国の気候の中、決して黒いジャケットを脱ごうとしないのだ。 「僕がこれ脱いだら威厳も何もないじゃないか!」 とは藩王の弁明であるが、スーツを着ていても 威厳があるかどうか定かではないと 吏族の間で温情を交えて言われている。
評価
体格 | 筋力 | 耐久力 | 外見 | 敏捷 | 器用 | 感覚 | 知識 | 幸運 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
−2 | −1 | 0 | 0 | +1 | +3 | 0 | +2 | −1 |
特殊
・治療行為、・治療修正+3、・アイドレス事務局(尚書省)に出仕できる、・戦闘事務行為
技 『器用になれるおまじない《器》』 (設定者:綸子)
効果:器用+1
手のひらに器と3回書いて飲み込むと器用になれるというおまじない。 吏族や医師たちにとって、器用であることは仕事をこなす上で重要であり、 彼らはその能力を伸ばす方法を長年研究してきた。 器用であるためには、周囲の状況を感知し、体を思うように動かすことでそれを表現しなければならなかった。 そこで彼らは古代の文献に伝わるまじないを利用する方法を考案した。 こういった文献を探ることが出来るのは吏族ならではであり、 それを実践に移すことができるのは古代の呪医の系譜である医者ならではであろう。 「器」という字を手に書き飲み込むことで文字のもつ力、“才能や働きがあること”をわずかではあるが得ることができる。 このまじないの効果をすべて得ることができない理由として、まじない師から医師へと なるにつれ、彼らが呪術的な信仰よりも科学的な手法を重視するようになったためといわれる。 ようするに本来行うべきまじないの手順が抜けてしまったため、まじないとしての効果がなくなってしまっているのだ。 それでも、おまじないを行うことで自己催眠として集中力が高まり 器用に物事を処理する力は、技を使用する以前よりも上昇することになる。
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