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karen

労働一号かれんちゃん (ACE)

イラスト

ハンガーデッキでのかれんちゃん 作:橘

設定文 作:阪明日見

 “労働一号かれんちゃん”はただの天然ボケ少女である。
 
                         以上。
 
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 「……これは?」
 「かれんちゃんについての事前調査報告です」
 
 「……今すぐ調べなおせーっ!!」
 「えーー」
 
 
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 労働1号かれんちゃん。
 “海ラヴ”に登場する、ドロイドの少女。
 5年の歳月と5千人もの科学者、1兆円をかけて作られた人造人間“ラヴ・かれん”
 
 彼女はMEIDEAの中核処理装置にしてメイン・ウェポンシステムとして開発される。
 
 MEIDEAとは民間企業であるアルファ・フジオカが開発した戦略級戦闘機。
 かれんは軍からこの企業へリースされ、綾月琴都の父らと共にMEIDEA開発のための各種実験を行なっていた。
 
 かれん自身にもMEIDEAの空戦機動時の20Gを越える荷重に耐え得る対G能力、瞬時の航法計算能力、
 そして超大規模非核EMP<嵐の王ラヴ>といった能力を保有している。
 
 「ラヴ」全ての機械の作動を停止させ、狂わせる微小機械。無限増殖・無限自己進化遺伝子。
 このラヴが日本で使用され、戦争終結とともに文明退行を引き起こしている。
 
 かれんを開発した科学者たちは自分達が作った技術を恐れた。しかし自分達の娘は殺すことが出来なかった。
 彼らはかれんに遺伝子レベルまでの偽装、
 記憶の六重封印、伝染を禁止する粘膜接触の禁止動機付け(いわゆる好きと言われると心臓がとまる奇病)
 などの偽装工作を行い、大規模爆発によって技術を封印、かれんを脱出させる。
 
 よって対外的には「ただの天然ボケ少女」ということになっているのだった。
 
 
 そして……舞台はうみねこハイツへと移る。
 ここからはギャグの領域である。
 
 
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 照りつける太陽。真夏の光。
 あの一年中真夏の国と変わらぬ日差しが眩しくて、かれんちゃんは目を細める。
 
 「ここがakiharu国…」
 
 
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 うみねこハイツに到着したかれんちゃん。
 そこに待ち受けていたのは一癖も二癖もありあすぎる住人達だった!
 簡単に言うと、女装男・爆発考古学者・マッドサイエンティスト・天然ボケ・妖怪…のような管理人etc…
 
 ハイツで彼らと過ごす日常は、花火に肝試し、海水浴。
 食人植物に襲われたり、いきなり始まるバトル。穴に落とす、落とし返す…。
 そんな忙しなさすぎる日常(?)と仲間達にに、ドロイドとしてのかれん自身も少しづつ変わっていく。
 
 そしてアルファフジオカでのMEIDEAとの再会。
 何だか無理やりやり乗せられたかれんちゃんと綾月琴都であったが、
 琴都は自分の父が日本月にいることを思い出し、月へ行くことを決意。
 かれんは彼女と共に、MEIDEAで日本月へと旅立つのだった。
 
 そしてその頃には…
 かれんちゃんはプログラム以外の微笑みを浮かべることが出来るようになっていた。
 
 
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 妙な国、と言うのが第一印象だった。
 
 バスなど通っていないので、政庁まで歩くことにしたかれんちゃん。
 一歩足を踏み入れると、そこはもう魔境であった。
 
 猫妖精たちは「発掘だ!」と言いながらところかまわず地面を掘りまくっているし、
 学生たちは「ハンター覚悟!」とか言いながらところかまわずバトルしていた。
 ドラッガーの目はぐるぐるだし、ベアトリスと名前をつけた食人蔦を散歩させている国民もいる…。
 得体の知れない緑色の人物を見たときは、さすがのかれんちゃんも臨戦態勢になった。
 しかし結局皆が極普通に接しているのを見て、敵性存在ではないと分かると少しほっとした。
 
 かなりあやしい国だ。
 ……だがどこか記憶にある風景である。
 うみねこハイツと違って海がないのが少し残念だけど…
 潮風に変わって同じ風が吹いているに違いない。
 
 かれんちゃんは一人微笑むと、
 遠く向こうに見える政庁までゆっくりと歩き出した。

かれんちゃんの私服(眼鏡) 作:橘

解説 作:444

 来国後、かれんちゃんはみんなにとても可愛がられた。
 そしてある国民の要望で、私服では眼鏡をかけることとなり、
 そのかわいらしさの前にみんな身もだえした。

おまけ

かれんちゃん来訪を記念して焼かれたパン 作:和志

解説 作:阪明日見

 「眼鏡…眼鏡が描きたい…」
 
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 パン屋「黒こげ」
 国民和志が不定期に開業するakiharu国のパン屋である。
 黒こげのパンはキャラなどを模した超個性的なパン。
 今までにヒューガレーズンパン・サーラクロワッサン・火焔メロンパンなどが焼かれてきた。
 これらは国民の希望を取って製作されるのである。
 
 そして今回かれんちゃん来訪のために黒こげに依頼が入った。
 
 「…眼鏡をかけたかれんちゃんパンを作っていただきたい。資料は今送る。」
 
 かれんちゃんはいいとしてなんで眼鏡なんだ、と和志は首を捻った。
 実はakiharu国6機関が一つ神聖眼鏡同盟の息がかかった依頼だったのだ!
 
 そして…
 
 そんなことが知られることもなく、かれんちゃんパンは今ここに完成した!

要点・周辺環境内訳

要点

周辺環境

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