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railstation

共和国環状線akiharu国駅/駅ビル内博物館

 「500マイル相当の施設かあ。なにがいいかね」
 「……あれ? 複数国で連携すれば環状線作れるんじゃない?」
 ──悪知恵の働く摂政の図
 共和国環状線構想を思いついたのはakiharu国の摂政、444であった。
 彼はかつてレムーリア戦線において、動き出した石像の力で死者蘇生をするという機転を利かせたこともあるように、
 リソース使用の応用に関して頭の回転が速い人物である。
 しかしいざ自国施設となると頭の回転が別方向に急加速してしまうのか、とんでもない施設を構想しかねない。
 悪ふざけという言葉を体現したかのようなakiharu国の基礎部分は主に彼によって作られたと言っても過言ではない。
 これを恐れた藩王涼原秋春によって、この駅は構想された。
 つまりは、まともな駅なのである。外観がピラミッドだったり、洞窟だったり、カマキリ蠢く竪穴だったりすることもなく、
 現代的な駅ビルの体を為している。
 内装もごくまともであり、「共和国最後の魔境」を期待してきた旅行者は少々がっかりしてしまうかも知れない。
 しかし、交通機関の不便さは自国だけではなく、他国にも波及してしまう。この点は仕方のないところであろう。
 また、環状線から乗り換えてakiharu国内路線に踏み出すだけで、旅行者達の期待する「魔境」はすぐそこにある。
 この駅からはakiharu国内主要施設を回る環状線や、遊園地への直通モノレール等、様々な路線を扱っている。
 現代技術と秘境とが渾然一体となっているという点こそ「akiharu国らしさ」なのだ。

環状線の設置目的

 環状線の整備の目的としては、以下のものが挙げられる。
 ・共和国内の流通網整備による、共和国全体の経済、産業の活性化
 ・人の行き来が容易になることからの、国家間の交流
 ・物資の輸送コストの低下による、物価の低下
 
 また、akiharu国限定の目的としては、以下のものがある。
 ・akiharu国の観光地、遊園地への交通利便性アップによる、akiharu国の観光産業活性化
 
 環状線設置における国民への説明においては、これらを説明した。
 説明した、が……
 
 「みんな、環状線を引けば、色んな国の食べ物が安く食べられるぞー!」
 「わー! 藩王様ばんざーい!」
 
 この一言だけで国民感情の9割方は片付いた。片付いてしまったのだ!

完成を祝して1日駅長を務めたサーラ先生

 akiharu国完成にあたって、駅では盛大なセレモニーが行われた。
 メインイベントとして、akiharu国外からも有名であるサーラ・サーシャ女史が1日駅長を務めた。
 「まさかァ、こんなアイドルみたいなことするなんて思わなかったけどォ、楽しかったですゥ」
 とはイベントを終えてから寄せられたコメントである。

博物館部分

 akiharu国の駅ビルは博物館となっている。
 発掘兵器である士季号や、今や代名詞となったカマキリなど、
 akiharu国の考古学研究は共和国でも最先端と言っていいレベルにある。
 駅に併設されたこの博物館では、その研究成果を一般観光客にもわかりやすく展示している。
 これにより、日頃akiharu国内だけに集積しがちな研究成果が外部にも開かれることになり、
 外部の意見という新たな刺激が研究者に与えられることが期待されている。
 また、ターン10に国内公共事業として拡充がはじまった考古学関連アシスタントも
 そのまま博物館スタッフに再編される等の雇用が行われており、国内の雇用状況改善に貢献している。
 副次効果として、鞭の達人として不殺能力を持つことが多いakiharu国の略奪系考古学者が
 駅ビル施設に出入りすることにより駅構内の治安状況も向上している。

博物館案内

 ○ロビー
 エレベーター、エスカレーター、受付、売店、喫茶コーナーがある。
 
 ○特別展示室
 期間ごとにテーマを定めた特別展示を開催している。
 
 ○第一展示室:akiharu国発掘史
 akiharu国における考古学的発掘史をテーマとした常設展示。
 パネルと発掘された遺物を配置して発掘年代ごとにその歴史を学べる。
 また考古学者の使用する機材や服装なども展示してある。
 
 ○第二展示室:akiharu国の遺跡
 国内にある各遺跡や発掘現場のリアルなジオラマと解説を展示してある。
 また1/1スケールで再現された発掘現場の模型があり、略奪系考古学者のコスプレの貸し出し写真撮影サービスもある。
 
 ○第三展示室:akiharu国の考古学的遺産と他国との関連
 国内の文化・遺跡・遺物と関連する国外のそれらを、対比して展示している。
 
 ○第四展示室:akiharu国における主な発掘成果
 国内で発掘された代表的な異物である、カマキリや士季号に関する展示を行っている。
 また1/4ほどのスペースを利用して、パーソナルブースでビデオオンデマンドによる学習システムも設置している。

映写室

 博物館の二階に、 考古学に絡んだ学習映像や、娯楽映像を流せるように作られた。
 また、学術発表などの発表にも使えるようになっている。
 現在は、akiharu国の地下洞窟からかつて発掘された
 星間リンクゲートについての映画を上映している。

星間リンクゲート劇場版

 akiharu国に存在する巨大な地下洞窟。
 略奪系考古学者たちの発掘事業によって発掘された古代akiharu国人の遺産の中に、
 それは存在した。
 「空間接続装置……? 星間リンクゲートがなんでこんな昔に。
  古代akiharu国人とはいったい……」
 
 「akiharu国人の遺伝子は、ある一時期を境に大きく変化しています。
  どこかから全く異なる人種がやってきたとしか思えない」
 
 「そのもの、黒き衣をまといて地の底よりあらわれし
  ……初代akiharu国藩王に関する伝承だよ」
 
 「ジャングルなのに黒スーツ着ていたせいでぶっ倒れたというあの!」
 
 「そのスーツっぷりに、国民が藩王として忠誠を誓ったというあの!」
 どれだけ怪しい代物であっても、宇宙技術は今の猫の国にとって
 喉から手がでるほど欲しいものである。
 そして、akiharu国に怪しくないものなど存在しない!
 akiharu国は、発掘されたリンクゲートを修復し、テスト運用を行った。
 
 「エネルギー供給開始……3,2,1……起動成功しました!」
 
 「……待て、空間接続先から何かが来る!」
 
 「くそっ、なんてブラクラだ! 接続先座標は!?」
 
 「リンクゲートの最終履歴のデータ……古代akiharu国人のやってきた宇宙です!」
 時空を超えて出現した謎の巨大メカ。
 無差別破壊を繰り返す敵に、立ち向かうは士季号と最新機ターキッシュバン2!
 
 『貴様たちをふたたび宇宙に出すわけにはいかん!
  カマキリの血脈はここで断つ!』
 
 「そうはさせるものか。この国は僕たちが守る!
  士季号、ターキッシュバン2、全機出撃だ!」
 
 『しゃらくさい! なんかすごいビィィィィムッ!!(ビー)』
 
 「うわー!」
 戦いの中、敵はakiharu国を狙う理由を明かす。
 かつてここではない宇宙を二分した人類とカマキリの戦い。
 宇宙を埋め尽くさんとしたカマキリをなんとか倒した人類であったが、
 最後の生き残りが第七世界に逃亡した。
 それが、古代akiharu国人だったのだ!
 
 
 「……俺たちは人間じゃあなかったんだよ!」
 
 「そんなことはどうでもいい、カマキリの力を信じるんだ!」
 
 「I=D墓場が、光っている? ……そうか、僕たちの最後の希望!」
 
 「動けえぇぇぇっ! ターキッシュバァァァァン!」
 〜そして、遥か時を越えて
 
 古代文字の刻まれた巨大な輪が、宇宙空間に展開された。
 
 輪の中の星々の光が歪み、一瞬にして異なる宇宙が接続される。
 
 無数の箱型の宇宙艦が、噴射炎も上げずにゆるやかに出現した。
 
 帰ってきたのだ、彼らは真の故郷へと。
 
 宇宙空間に、空間を破壊しながらカマキリの叫び声がこだました。

 「……という映画を、リンクゲート発掘記念に考えてみたんだけど、どうだろう?」
 「アホかーーーーーーッ!」
 「真実を隠すにはフィクションにまぎれさせるのが一番なんだよ!」
 「リンクゲート発掘以外に真実なんてないよ! ……ないよな」
 「……いやだなー、フィクションに決まってるじゃないですか」
 「嘘だ! ……や、やめろ、僕に近づくな。うわああぁぁぁぁ!」
 
 「大変です、藩王様!」
 藩王と摂政が漫才をやっているところに、政庁職員が駆け込んできた。
 
 「なんだ、一体どうしたんだ?」
 「星間リンクゲートが消えました!」
 「「なんだってーーーー!」」
 「何人もの人間の目や、ビデオカメラに見張られる中、突然に、消えてしまったんです!」
 「……これも、大いなるカマキリ時空の意志なのか」
 「そこから離れろよ! ……じゃあ、星間リンクゲート開発は頓挫、か」
 「まあ、僕たちの手に余るものではあったね……だが、悔しいから映画は作る!
  そして今のこの光景もスタッフロールに入れよう!」
 「アホかーーーーーーッ!」
 
 劇場版、好評公開中!
 なお、本編の内容はおおむねフィクションです。

その後の星間リンクゲートについて

 何人もの人間の目と機械の目が存在する中、
 星間リンクゲートは忽然と消えてしまった。
 
 これは国家としても大きな損失である。
 悩んだ藩国首脳部は、リンクゲート消失の決定的瞬間の映像を
 一般公開することで、せめてもの財政の埋め合わせをしようとした。
 
 「見てください、リンクゲート焼失の決定的瞬間です。
  紫色の煙を噴き上げ、突如屋根を突き破り、大空へと舞い上がったではないですか!」
 
 いかがわしいナレーションとともに博物館のリンクゲートコーナーで
 公開されたこの映像は、おおむね好評であったが、
 うさんくささから、ほぼ完全にフィクションとして扱われており、
 今では星間リンクゲートの発掘自体がフィクション扱いされている。

博物館で紹介されているカマキリの歴史

 これはakiharu国の神話を記した文族にして
 略奪系考古学者アイドレスを着用中の鴨瀬高次の唱えた説が元になっている。
 なお、akiharu国の歴史や神話は矛盾点や怪しい点も多く、
 判断は自己責任でとパンフレットにも書いてある。
 古くからカマキリはakiharu国のシンボル的存在であったが、
 その文化性が再び見直されたきっかけはakiharu国遊園地のカマキリ戦車TOMであった。
 このTOMは地下洞窟を再調査した際に見つかったモザイク画が原型となっている。
 これ以外にも多数の文献・石碑・障壁画・美術品が見つかっており、カマキリの優れた文化性が確認された。
 これを機に、各地で私的に発掘されている(略奪とも言う)カマキリの遺物を国が買い上げ博物館を作り、
 カマキリの独特な文化を広く他国へ広めていこうという藩王の命が下ったのである。
 古くからこの国に伝わるおとぎ話の中に、唐突に竜と猿が出てくる。
 この竜がカマキリに相当し、猿は竪穴に封印されしものから派生するオーガと考えられる。
 猿=オーガはともかく、なぜ竜=カマキリなのか。
 ここでおとぎ話を引用させていただく。”夏になると竜が暴れ出す”
 夏になると暴れだす、というのはもちろんカマキリの暴走である。
 akiharu国民なら皆ご存知の通り、夏はカマキリの繁殖期に当り暴走が激しくなる事で有名である。
 さらにおとぎ話から引用する”竜の怒りが届かないように、皆が天に住まえばよいのではないかと”
 天、というのは即ち食糧増産命令の際見つかった古代の塔である。
 この暴走を恐れて、古代akiharu人は古代の塔に逃げ込んだと考えられる。
 ここで再びおとぎ話から引用する”眷属を使わして天に住まう人々を下から襲わせた”とある。
 なぜ、わざわざ下からと書かれているのか?
 これはakiharu国に存在する巨大な地下洞窟から出てくる為、わざわざ下からと書かれているのである。
 そして、その地下洞窟からは多数のカマキリ画が発見されている。
 つまり、カマキリたちは地下洞窟にて生活していたと考えられるのである。
 以上から、竜=カマキリ説がご理解頂けると思う。
 さらなる調査にて地下洞窟にて古代地下カマキリ超帝国が築かれており、カマキリを統べるカマキリの王が存在したという証拠が断片的に出ている。
 その後の展開をおとぎ話になぞらえると、カマキリの暴走が収まり、古代akiharu人は再び地上に戻った。
 (この際、暴走を収めたのは絶技”頬を引っ張る”であると伝えられているが記録には残されていない)
 が、再びカマキリが暴走し、”立派な宮殿は一夜にして滅ん”だとされる。この宮殿が古代遺跡であると推測できる。
 
 しかし、このカマキリ達がどこからやってきたのかはいまだ持って謎である。
 
 「akiharu国人の遺伝子は、ある一時期を境に大きく変化しています。
  どこかから全く異なる人種がやってきたとしか思えない」
 
 との証言からもカマキリ達が唐突に他所からやってきたとは考えられるのだが……
 地下洞窟から見つかる古代カマキリ帝國の遺物の中でも特に略奪される事が多かったのは、美術品の類である。
 カマキリ達は器用さには乏しかった。代わってその筋力を持って驚くべき作品を作り上げていた。
 一例を挙げると、地下洞窟からは数多くのモザイク画が見つかる。
 一見すると分らないがこの一枚一枚のモザイクはすべて色石を刀で断って形を揃えてあるのである。
 さらに、カマキリ達は彫刻を愛好していた様であり、家具・食器などすべて刀で切り出されている。
 こういった家具や食器に付けられている模様なども全て刀で彫られているのである。
 中でも広く愛好されていたのが像であり、親指大の石像や木像が数多く見られる。
 こういった像はカマキリ達の鞘に結ばれているのが基本である。
 一種のファッションであったらしく、中には数十個の像が結ばれている鞘も発見された。
 
 これらの美術品は最も略奪される事が多く、他国へも流出する事が多かった。
 しかし、博物館建造を機にこれらの美術品は国に正統な値段で買い上げられ国外への流出が禁じられた。
 代わって博物館にてこれらの美術品を復元・模造し、これをakiharu国の特産品として博物館で売るようになった。
 その為に博物館では美術復元調査部が作られた。これは一般に無料で公開され、数多くの国民がここで美術品の復元や模造の方法を勉強した。
 始めの内は発掘品の模造だけだったのが、次第に民間での模倣品も増え(美術復元調査部出身者が多かったらしい)
 さらには自己流のデザインを組み合わせて、観光地や遊園地などでみやげ物として売られ、中には首都の一等地に店を構えるものまで現れた。
 (akiharu国の有名ブランド店であるCamakin Klein・Kammagamo・Kamas Vuitton等が上げられる。)
 この人気を受けさらに美術復元調査部志望者が増え、「美術復元調査部は隠れ職業訓練所だな(笑)」などと言われる有様であった。
 ともあれ、こういった美術品の製造が増える事によりますますakiharu国の美術は他国に知られるようになり、一大産業にまで発展する事になるのである。
 博物館建造に伴い、カマキリ遺物が多数買い上げられた。
 その価値は学術的評価を基準に決められたのでそれまで見向きもされなかった物があっという間に高値になることもあった。
 その代表例がカマキリ達が書いた本や石碑である。
 今までは一部のビブリオマニアの間で取引されなかったカマキリ達の文献がいまなら金になるというのである。
 猫も杓子もそのへんの遺跡に転がっているカマキリ文献を持ち出しては博物館に届け出た。
 一方博物館側はこの膨大な量の文献の調査に頭を抱え、ひとつの結論に達した。
 「餅は餅屋だ。好きな奴らにやらせよう」
 こうして国内からビブリオマニア達を一同に集めた館長は、
 「ここにある全部の本を読んでくれ、好きなだけ!ただし感想文付で。」
 と言った。
 かくて読書家と言うよりかは乱読家の社交場となった文献調査部がここに誕生した。
 が、博物館の古文書は残念ながら持ち出し禁止である。
 この状況を打破せんとビブリオマニア達は手分けをして勝手に古文書の写本を作り出し、家に持ち帰った。
 しかし、大量の紙があっという間に消えていくのを不審に思った館長に現場を取り押さえられ、もはやこれまでかと思われたその時、
 「これ面白いね。一般向けに売ってみようか」
 儲け話の大好きな館長であった。
 ではあるが、どの本がどれ位売れるかもわからずに無闇に印刷しても仕方が無い。
 そこで博物館の特別展示室を利用し、カマキリ本展示即売会が開催された。
 これをカマキリマーケット(俗称カマケ)という。
  そしてその中でも売れ筋のカマキリ本は増刷し、首都や観光地などで売り出す運びとなった。
 その内既存のカマキリ本では飽き足らず、独自の創作小説・コミック・情報・評論・哲学、はたまたカマキリ本を元にした映画が
 博物館内の大スクリーンで上映されるなど多岐にわたるジャンルがカマケで扱われ、中には国内で爆発的に大ヒットするものあった。
 博物館はakiharu国の総合的な文化交流の中心地となったのである。

共和国環状線リンク

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製作スタッフ