廻り 巡り つながれ 世界よ
ふたたび すべてが うまれるために
荒涼とした滅びの砂漠から
生命棲まう豊穣の藩国へ
廻り 巡り つながれ 世界よ
ふたたび あしたを 歩むために
そこにはあらゆる生命がいる
人間も 猫も カマキリも そして機械も
すべては ふたたび うまれいずる
大事なのは バランス
自分だけでも 相手だけでも 世界は出来ていない
手を取り合うために お互いを認めていこう
変えていこう 自分の中のセカイを
都合の良い言葉だけ聞くセカイから
耳に痛い言葉も何もかもを受け入れるセカイへ
生まれ変わろう 新しいセカイへ
作りっぱなしの無責任な『自由』から
責任ある真なる『自由』へ
近くの誰かだけじゃなくて あらゆるセカイとつながっていこう
そのために必要なものは 揃っているはずさ
学校も 鉄道も ステーションも そして空を飛ぶことだって
全てを認め 明日を見つめ 手を取り合って 歩いていこう
終わって
回って
また新しく生まれてくる君たちへ
一緒に見たいもの
作りたいものがあるんだ
青い空
白い雲
そして この砂漠に もう一度緑を
そう もう一度
だけど 前よりも 豊かに
楽しいことばかりじゃなくて
つらいことがあったとしても
新しい世界を 作っていこう
ハァ
太陽照らす
この世の果てに
熱い祭りの南国は
歌と踊りで明け暮れる
赤いトンボが飛んだとて
遺跡に響くわらべ唄
広く静かな砂の夜に
火星見上げて子守唄
小さく芽吹く木や花に
おかえりなさい我が国へ
四季が巡って日が登り
みんなの顔が揃ったら
輪になり歌を唄いましょう
ひとつ 手を叩けば 春の息吹
遠く聞こえる 祭り囃子に
猫もまどろむ 日の光
その温かさを 君の心に
ふたつ 手を叩けば 夏の潮風
うみねこたちと 浜辺を駆ける
永遠に続く 海の青
その雄大さを 君の心に
みっつ 手を叩けば 秋の夕べ
皆集まって 月見の用意
人と猫とカマキリと
その楽しさを 君の心に
よっつ 手を叩けば 冬の木枯し
君に積もる その白雪は
四の巡りに 成したこと
その重みを 君の心に
いつつ 手を叩けば 季節は廻る
新しい命 君に出会える
手を叩くのは 君の番
その心を 誰かのもとへ
あなたに見せたいものがある
藩王さまのぐるぐる目
あなたに見せたいものがある
靴下盗む大泥棒
あなたに見せたいものがある
怒ると怖い裏番長
あなたに見せたいものがある
幼女みたいな男の娘
あなたに見せたいものがある
パン生地こねるサイキック
あなたに見せたいものがある
バナナ暴れる観光地
あなたに見せたいものがある
笑顔を作る遊園地
あなたに見せたいものがある
シュールあふれるこの国を
大丈夫なんだよ
君が生まれたって
大丈夫なんだよ
最高のプレゼント
用意して待っているから
あなたに見せたいものがある
棍棒にぎるお医者さん
あなたに見せたいものがある
鍋を囲む岩崎くん
あなたに見せたいものがある
メガネをかけたかれんちゃん
あなたに見せたいものがある
名誉息子と女子(?)高生
あなたに見せたいものがある
なにげに深い落とし穴
あなたに見せたいものがある
サングラスをした探偵さん
あなたに見せたいものがある
妹に甘いおにいちゃん
あなたに見せたいものがある
カオスあふれるこの国を
大丈夫なんだよ
君が生まれたって
大丈夫なんだよ
最高のプレゼント
用意して待っているから
あなたに見せたいものがある
海をすいすいターキッシュ
あなたに見せたいものがある
宇宙(ネット)を駆けるシーキャット
あなたに見せたいものがある
大きなマントの猫髭号
あなたに見せたいものがある
四尺玉の大花火
あなたに見せたいものがある
勝手に増えたりするバイク
あなたに見せたいものがある
通学楽ちんモノレール
あなたに見せたいものがある
ロボットさんへの墓参り
あなたに見せたいものがある
なんだかすっごいこの国を
大丈夫なんだよ
君が生まれたって
大丈夫なんだよ
最高のプレゼント
用意して待っているから
あなたに見せたいものがある
ドラッガーと見る良い予知夢
あなたに見せたいものがある
鬼畜のふりしたメガネっ娘
あなたに見せたいものがある
猫士が働く警察署
あなたに見せたいものがある
天空そびえる大カマキリ
あなたに見せたいものがある
映画になったワルキュート
あなたに見せたいものがある
ビターでスイート バレンタイン
あなたに見せたいものがある
まだ見たことのないすごいもの
あなたに見せたいものがある
まだ見せていないこの国を
大丈夫なんだよ
君が生まれたって
大丈夫なんだよ
最高のプレゼント
用意して待っているから
あなたに見せたいものがある
雲一つない青い空
あなたに見せたいものがある
日の出の赤い朝の空
あなたに見せたいものがある
恵みをもたらす雨と雲
あなたに見せたいものがある
夜空に輝く天の川
あなたに見せたいものがある
火星の大きなつむじ風
あなたに見せたいものがある
雨上がりの虹の橋
あなたに見せたいものがある
見渡す限りの地平線
あなたに見せたいものがある
レディさん眠るこの国を
大丈夫なんだよ
君が生まれたって
大丈夫なんだよ
最高のプレゼント
用意して待っているから
僕は待つ 君の帰りを
空へ帰った君は 僕の中で生きていて
空へ帰った君は 新しい命生きていて
君の生まれた緑の大地
また君をやさしく受け入れる
人と猫とカマキリの
和の中で生まれた君が 輪の中に帰る
さようなら ありがとう おめでとう
また君に会える
輪の中で
和の中で
僕は待つ
君の帰りを
そして言うんだ
はじめましての言葉でおかえりなさいを
僕は待つ 君の帰りを
海へ帰った君は 君の中を生きていて
海へ帰った君は 新しい命生きていて
君の生きてた緑の大地
また君をやさしく受け入れる
人と猫とカマキリの
和の中で生まれた君が 輪の中に帰る
さようなら ありがとう おめでとう
また君に会えた
輪の中で
和の中で
僕は待つ
君の帰りを
そして言うんだ
はじめましての言葉でおかえりなさいを
おめでとうの言葉で
おかえりなさいを
一面の砂の原
吹く風今は黄金色にて
帰り来たれ
花散れども再びの季節にまた咲くが如くに
帰り来たれ
蝶伏せども時巡り来てまた飛ぶが如くに
生命(いのち)の輪舞は絶えることなく
現世(うつしよ)にてその身崩れし者は
常世(とこよ)にてその安らぎを得る
生命の輪廻は止まることなく
常世にてその身休めし者は
現世にてその母へと還る
共に笑い友と歌い
宴終わりて身を寄せ眠る
汗を流し涙流れ
戦終わりて身を抱きあう
星の如く輝く思い出は懐かしく
苦しみと悲しみの記憶さえも
今はただ愛おしい
帰り来たれ
花が散れども再びの季節にまた咲くが如くに
帰り来たれ
蝶が伏せども時巡り来てまた飛ぶが如くに
岩の原にもやがて川が流れるだろう
砂の丘にもやがて樹々が繁るだろう
風の運ぶは鳥の歌へと
渡るは数多(あまた)の虫の群れと
そして我が懐かしき輩(ともがら)の声に
我らは祝福の歌を送ろう
帰り来たれ
還り来たれ
孵り来たれ
おかえりなさい
akiharu国の子供たち
生まれてきてくれて
ありがとう
お 丘の上から眺める緑の木々
か カラっと晴れた青い空
え エネルギー満ちた活気溢れる街
り 理想通りには全部いかないけれど
な 泣いてもいいよ、そんな時、仲間がいるからまた笑える
さ さあ、また手を取り合って歩いていこう
い 一緒にこの国に生きられることが、こんなにも嬉しい
ありがとう
生まれてきてくれて
akiharu国の子供たち
おかえりなさい
さあ 旅の続きを始めよう
青い空 白い雲
生命溢れる色鮮やかな大地
春には草花が咲き乱れ
夏には陽射しが降り注ぎ
秋には美味しいものを食べ
冬には静かに眠りにつく
季節で変わる表情豊かな大地
さあ 旅の続きを始めよう
全ての色を無くした砂の大地に
全ての色を取り戻すため
さあ 旅の続きを始めよう
全ての表情を無くした砂の大地に
全ての表情を取り戻すために
さあ旅の続きを始めよう
未来は僕らを待っている