このため、現代のakiharu国では(本人が望む限り)akiharu猫もまた国民として扱われている。
一方で、普通の猫に混じって生きていくことを選ぶ者もおり、 かつてakiharu国の王猫ふしゃがふらりと王城から飛び出し放浪した際、 一般家庭の飼い猫として生活していたのは、 王猫が自分の正体を一切語らず、ただの猫のふりをしていたからである。
先程「基本スタイルは普通の猫の姿」と表記したが、次に記す特徴こそがakiharu猫が神話の末裔である事の何よりもの証明である。
──akiharu猫は、人によく似た姿に変身するのだ。
これは、古代の民が猫たちに種族改良を行った結果だと考えられている。