プロローグ マーズエクスプレス計画発動 |
|
about prologue01 |
「akiharu国は、いや、共和国は今危機にある! だからこそ、共に和してこの危機を乗り越えねばいけない! みんなの力を合わせて、今こそ踏み出そう、新しい開拓地……火星へ!」 涼原秋春藩王・マーズエクスプレス計画発動の演説 /*/ 時は戻る。 akiharu国の首脳部、涼原秋春藩王と、444摂政は、 「国民が死にすぎた。このままじゃ、国がまずい……」 マンイーター。セプテントリオンが仕込んだとも言われるその病は、 「うちの国は、カマキリたちに守られていたからな。そして、彼女ももういない……」 重くなる空気。 「気を取り直して考えよう。カマキリたちが傷ついた今、今度は少数民族である人間や猫が頑張る番だ」 藩王は、執務机から古い書類を取り出した。 「かつての火星開発プロジェクト……これが、共和国の明日を救う!」 /*/ 火星開発プロジェクト、それはかつて、大増殖したカマキリたちが、 だがこのプロジェクトは、akiharu国が全力でカマキリを受け入れた結果、 藩王はこの計画を、新天地の開拓のために使おうとしていた。 |